2011.07.12
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 本当の自分、とか言われても自分でさえ実在するかどうかなんか解らないし、ましてや他人ごときに解るわけがない。「Can You?」と言われたところで。
who_realme.jpg
 ザ・フーとはジョンとキースを聴くバンド、という意見を鵜呑みにせざるを得なくされた曲の一つであり、特にひとに「ジョン・エントウィッスルって?」と訊かれた場合大概はこの曲を聴かせておけば間違いない、と言う曲である。Dreaming from the Waistでもいいんだけど、こっちの方がギターに隙間が大きくて解りやすいんだよね、ジョンの音は。

 でもね、俺はどこか一つ、または二つのパートだけ聴く音楽なんて興味がない。ベースだけが格好いい音楽なんか何の価値もないし、そんなもの喜んで聴くほど馬鹿じゃない。俺は音楽が好きなんであって楽器が好きなんじゃない。

 The Real Meは全てが格好いい。格好いいベースを最高に引き立てる方向にあえて向かったギターもツボを押さえまくっていて最高だし、素晴らしいベースを引き立てようなんて気が一個もないキースのドラミングも結果として素晴らしいベースを引き立ててしまうと言う「バンドの凄さ」をこれでもかと見せつけてくれる。ピートの書いたメロディをピート以上に歌いこなすロジャーも絶好調で、実はあんまり絶好調なんでライヴでこのスタジオテイクを超えたパフォーマンスをしたことが一度もないくらいだ。

 様々な人に「本当の俺が解るのかい?」と訊いてまわるジミーだって本当の自分なんてわかりゃあしない。レコードを聴き、映画を見るガキども(=モッズ)はピートにその答えを求めてるんだろうか?でも結論なんかでないうちに曲は重厚ながら混沌としたQuadropheniaに移っていくし、アルバムを最後まで聴き、映画を最後まで見ても答えは雨の中や崖の下、海の中で霞んでるだけだ。「Can You?」って訊かれたってさ。「自分で見つけろ」とさえ言ってないんだ。「本当の自分?」

 Is it me? for a moment...





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Last updated  2011.07.12 22:17:32
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うんうん。  
とししゅん さん
この曲はかっこよかった!
出だしなんかトリハダもんだったね。
実はロジャーに関してはこのアルバムが一番好きなんだ。

すんません。ただ同調しただけのレスで展開はありません。 (2011.07.13 09:30:58)

ボンゾズの紹介者  
由比彰紀 さん
この曲がフーとの出会いだったんです。で、しばらくはあの二人ばかり見てました。
その後ハマったのがリーズの例のあの二十五周年盤と。
そらビョーキは進行しますよ。なんせ「Heaven And Hell」と「Young Man Blues」なんですから。

今ならわかりますけどね。ピート・タウンゼントとロジャー・ダルトリーの存在意義が。
とくにエントウィッスルが率いたバンドのライブ聴くと。
キレが、フーの痛快なあのメリハリが…。 (2011.07.13 16:46:16)

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