コステロのアルバムで一番好きなのはMighty Like a Rose、というのは何度も書いた。そして御存知の通り、このアルバムとSpike、そしてポールのFlowers in the Dirtにはポール&コステロの共作(と共演)が数曲ずつ収められている。 そのFlowers in the Dirt(89年)の「タイトル曲」とも言えるのがこのThat Day is Doneだ。歌詞にアルバムタイトルフレーズが登場するのがこの曲で、重厚なゴスペル風のバラードだ。
その二年後、コステロはアルバムMighty Like a Roseをリリースし、アルバム参加メンバーを中心とした新バンド、Rude 5を率いて来日する。俺はわざわざあの遙か遠い東京ベイNKホールまで行ったよ。あの京葉線の糞長い通路に耐えてな。
そこで自らの夢、妄想が現実となるとは。
ステージで演奏されたThat Day Is Doneはまさしく俺の脳内で想像されたそのままのサウンドだった。そして、予想した通りポールのヴァージョンを遙かに上回るものだった。そう、コステロ自身もこの曲が自分に合っていると知っていたのだ。それが嬉しかったし、それが聴けたのはもっと嬉しかった。 その後FMでの放送でもしっかりこの(存在としてはマイナーな)曲は放送され、その時のテープは俺の宝となった。勿論、今ではちゃんとCD化していつでも聴けるようになっている。★★★★★が付いているのは勿論このヴァージョンだ。