2011.11.16
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カテゴリ: 音楽レビュー
 四重人格のアレが手に入ったんだけど、その感想はまた別に、と言うコトで・・・。

 今回久々にこのアルバムをちゃんとCDで(SHMCDで?)聴いて、まあ本編は普通に良いなあ、と思いながら聴いていたのだけど、途中、と言うかもう最後で突然「なんだコレは」と思った。
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 油断しているとこの曲、普通の壮大でドラマティックな名バラード、という程度で終わってしまう単なる名曲なのだが、なんか今回急に「なんだコレは」と思ったのだ。

 まずロジャー。俺は長年フーの、ロジャーのファンをやっているが、多くのロックファン同様この人を殊更に上手いシンガーだと思ったことはない。本人もそれは解っている旨をインタビューで語っているが、ただ、俺はやっぱりこの人「誠実なくせにハッタリかまさせたら世界一」と思う。
 この曲でのロジャーのヴォーカルこそ「名唱」と呼ぶべきものではないか。そう、確かに特別に上手くはない。音程も結構ギリギリな瞬間を何回か聴かせている。だけどね、この曲を「凄くドラマティックな曲」にしてるのは明らかにロジャーだ。
 上手くないくせに「もしかしてこの人もの凄く上手いんじゃないか」と思わせてしまうのは何故か。よく解らないけど、とにかくこの曲に立ち向かう時のまっすぐな姿勢、常に全力で歌うという姿勢。そしてそれをリスナーに聴かせる「伝える力」が凄いんだ。この曲って絶対にロジャーにしか歌えないんだよね。ロジャーじゃないと伝えられないんだ。

 そしてキース。普通にやってるのかな、と思っているとなんだかもの凄い勢いで迫ってくるドラミング。それは多分ロジャーに呼応していて、キースってもの凄く「歌に寄り添った」ドラマーだから、ロジャーがドラマティックになっていけばそれだけキースも壮大な、一人オーケストラ状態に行ってしまう。特にこの曲のエンディング付近の「大きさ」は凄い。完全に空間を作っちゃってるのね。

 今回の箱だとピートのでもと聴き比べやすいからその辺は解りやすい。出物段階で既に「完成している」感じではあるのだけど、スケールは比べものにならない。ピートが歌って、自分でドラムを叩くと普通の名曲、良いバラード。小さいんだ。フーがやると、コレが凄いことになる。

 四重人格ってのは良く「ピートのソロ色が強い」(デモのサウンドを流用している部分も多い)と言われるけど、こうやって聴き比べて(特に俺はデモを先に聴いてみた)みると「このアルバムほどフーってバンドの凄さを聴かせてくれるのもないかも知れない」と思うようになった。だって、ホント、フーがやると圧倒的に大きくなるんだよね。ソレはライナーで(すっかり人間が丸くなった)ピートも書いているけど。






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Last updated  2011.11.16 21:47:01
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とししゅん さん


高音出した時のハスキー度のある声はテンション上がるし、曲を盛り上げるのに効果的です。
もちろん歌い方も関係しますが、長年歌ってきて表現の仕方を無意識のうちに掴んだというとこじゃないでしょうか。
えらそーにすんまそん。 (2011.11.17 13:50:03)

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