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「暦」の本来の役割と「マヤ暦」について
「暦=カレンダー」の本来の役割と「マヤ暦」について(前編)
皆様、こんにちは!
今回は「暦」(こよみ)について、お話をさせて頂きたいと思います。
そもそも、暦とは一体何なのでしょうか?
私達現代人にとっては、暦と言うよりもカレンダーと呼ぶ方がなじみが深いですが、暦やカレンダーというのは、一体何の為に作られ、用いられているのでしょうか...?
なるほど、たしかに人と会う約束をする時や、仕事の締め切りを決めたりするのに必要ですねー。(そう言えば、このブログにも便利な「カレンダー機能」というのが付いてますし。笑)
そういう意味では、今でも暦やカレンダーというものは、私達の生活の中で無くてはならない必須アイテムと言えますが、はじめから人との約束や仕事の締め切りを決める為に考え出したわけでは無かったはずです。むしろ、そういうことに利用するようになったのは、暦やカレンダーが、人々の生活に定着した結果と言えるのではないでしょうか?
これは一つの推論ですが、古代に暦を考えた人達というのは、決して人間同士の予定確認の為ではなく、彼らが神とみなし、心から崇めていた「大宇宙」、あるいは「大自然」の営みをつぶさに観察し、そこに偏在する「法則」(彼らにとっては「神々の計画」)を忠実に読み取ろうとしたものではなかったのでしょうか...?(もちろん、「占星術」とも深いつながりがありますね!)
つまり、暦=カレンダーというものは本来、とても神聖な書物だった、ということです。
たとえば、かの空中都市「マチュピチュの遺跡」は、星や太陽の動きを観測して正確な暦を作る為だけにわざわざ作られたっていう説もあります。(そう言えば、今でも天文台は空気の澄んだ山頂に作られることが多いですよね!)
百歩譲って、単純に「狩猟」や「農耕」という当時の主要なビジネスの道具にすぎなかったとしても、それらの職業が「大自然の営み」と切っても切り離せないものであることは、今も昔も何の変わりもありません。
事実、私も田舎暮らしをはじめて野菜を育てたりするようになって、日々の天候や季節のちょっとした移り変わりが肌で実感できるようになりました。これは都会で暮らしていた時には明らかに失われていた感覚です。(たとえば、朝の空気を嗅いだだけでも、その日の天候がおおよそ予想できますね!)
ただ、現代に生きる私達だって、けっこうカレンダーや手帳は大切に扱っていますよね!
一つ想像してして頂きたいのですが、あなたは使用済みのカレンダーに向かって平気でツバが吐けますか?あるいは、使用済みの手帳を無造作にゴミ箱に捨てられますか?
「バチが当たる」とまでは申しませんが、おそらく、ある種の罪悪感のような感情があなたを引き止めるはずです。これはきっと、私達の遺伝子の中にも、かつて暦を「聖なる書物」として尊重していた記憶がどこかに残っているせいかも知れませんね!
洋の東西を問わず、暦が大切に扱われてきたことは疑いようの無い事実ですが、時とともに本来の役割、つまり、「大宇宙や大自然との接点」という需要なテーマが失われてきたことも、また悲しい事実なのです。(特にヒドイのはローマ教皇が絶対的権力を握っていた中世の頃のお話ですが、それは後ほど紹介する本にも載っているので、ここではあえて触れないでおきます。)
たとえば、日本でも江戸時代までは旧暦(太陰暦=月のリズム)が用いられ、正月がもっと遅かったことはよく知られていますよね!だからこそ、今でも正月のことを「新春」とも呼んでいるわけですが、はたして、現在の正月に「新しい春の到来」を実感することができますかー?(ムリムリ!笑)
ついでに申しますと、日本以外のアジアの国々では、今でも旧暦や仏教暦、イスラム暦などの伝統的な正月を採用しています。普段は西洋の暦に合わせていても、正月だけは譲ってたまるものか!っていう、ある種の誇りが感じられます。(その点、日本の現状は、まさに「欧米か!」チャンチャン♪)
このように、暦は時代の変遷とともに、人間(特に権力者)の都合によって得手勝手に改変されながら現代に至っているのです。もはや、暦は「聖なる書物」ではなく、権力行使や社会生活に役立つ「便利な小道具」の1つにすぎないというわけですね。
それはさておいても、問題はその結果です!
私達は暦の役割を軽視することによって、はたして新たな幸福が得られたのでしょうか?
もしも、暦が宇宙・自然に対する崇敬の念から生まれたものだとすると、暦の軽視とはすなわち、宇宙の軽視、あるいは地球・自然の軽視と同じことになってしまうのです!(まさに、唯物論、無神論、自己中心的生活の象徴のようなお話ではないでしょうか?)
「地球温暖化」とか「海面上昇」とか、とかく私達は目に見える現象ばかりを気にして、「じゃ、二酸化炭素を削減すりゃいいんだ!」という、これまた即物的な発想に偏りがちですが、その根本にはもっと奥の深い「心の問題」、いやいや、「魂の問題」が潜んでいることにお気づき頂きたいのです!(と言っても、決してゴアさんや環境活動家の主張を批判しているわけではありません。これらの方々も、本当の問題はもっと根が深いということを、よくご存知でいらっしゃいます。)
たとえば、私が専門としている子供達の様々な問題(いじめ、自殺、引きこもりなど)についても、親が悪いのか、学校が悪いのかと、相変わらず責任のたらい回しが行われ、挙句の果てに、法律や規則を厳しくしてますます子供達を押さえつけるという、まことに表面的な解決手段しか思い付かないのが現状です。
少なくとも、ここでお話している暦の軽視と子供達の問題につながりがあるなんて、誰も想像さえしていませんが、「子供は自然の権化である」という、ごく当たり前の真理を思い出して頂ければ、暦の軽視⇒自然の軽視と破壊⇒子供達の異変という、きわめて明快な論理が成り立ちます。
もう少し具体的に申しますと、暦の軽視とともにはじまった地球・自然の破壊は、鈍感な大人達よりも、まず、最も自然と密接な関係にある子供達の異変として端的に現れるのです!(もちろん、ここに来られた皆様は、敏感な方々ばかりだと思いますが。笑)
「暦」の本来の神聖な役割を思い出し、少しでも日常生活の中に取り入れることが、地球・自然にとっても、また、子供達や皆様ご自身にとっても意味があるということをご理解頂ければ幸いです。
そこでおすすめしたい具体的な方法なんですが、まずは旧暦や月齢カレンダー、あるいは歳時記などを使って、毎日ほんの少しでもそれを意識しながら生活してみてはいかがでしょうか?(もちろん、ついでに俳句や短歌、詩画を作ってみるのもいいですよ!笑)
月の満ち欠けのリズムは、男性より女性の皆様にとってなじみが深いものと思いますが、男女の別を問わず「感情のリズム」と一致しているという説もあり、私自身も体験的に納得しているところです。つまり、月の満ち欠けを見れば自分の心の状態が映し出され、感情のコントロールや浄化にも役立つというわけですね!
ちなみに、旧暦を理解すると「源氏物語」などの古典がもっと深読みできますし、陰陽師ならずとも、当時の人達がいかに暦を尊重し、生活に取り入れていたかがよく判りますね!そもそも、日本文化のキーワードである「花鳥風月」とは、「暦」以外の何ものでも無いのですから、私達は、このすばらしい伝統文化に、もっと誇りを持ってよいのではないでしょうか?(「物忌み」なんて、ちょいとやりすぎのきらいもありますが、「神無月」の長期休暇制度は、ぜひ復活してほしいですねー。笑)
さて、次のステップなんですが、旧暦や歳時記などを参考にしながらも、今度は自分自身の感覚をフルに使って、1年間の暦(私暦)を作ってみるのです!
たとえば、自分の誕生日を新年のはじまりにしたっていいし、恋人や伴侶との●●記念日からはじめたっていいんです!そして、理想を申し上げれば、毎日に自分なりの意味を見つけて、365日すべてを「祝日」にしてしまうのです!(もちろん、「休日」という意味ではありませんので、会社や学校は勝手に休まないで下さいね!笑)
ただし、目的はご自身と大宇宙、大自然との接点を回復するところにありますので、個人的な都合だけを優先してしまっては何の意味もありませんよ!まあ、エゴに走れば、それなりのツケが回ってくるので、そこから学ぶも良しと言えるのですが、いかんせん、あんまり悠長な時間は無さそうなんで...(その根拠については「後編」で述べます。)
いずれにしましても、暦というものは決して皆様の自由を奪う為のものではありませんので、頭で堅苦しく考えるのではなく、自分の五感を思いっきり開放して、毎日のささやかな発見を楽しみながら取り組んで頂ければと思います。(その面白さ、素晴らしさが実感できると、きっと人にもすすめたくなるはずですよ!)
「後編」では、いよいよ「マヤ暦」についてご紹介をさせて頂きますので、もし、私と同じようにご関心をお持ちでいらしゃいましたら、またお読み下さいませ!
<私が参考にしている本のご紹介>
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