華麗の空~本を楽しく読むブログ

vs夫人

⇔⇔⇔⇔⇔ 博士と夫人の巻(written 2001.5.1) ⇔⇔⇔⇔⇔




二月下旬に修論(修士論文)公聴会がありました。

会場には指導教官の 砂・付近先生、 後輩の パクリマ・クリスティさん、
そして先輩である R・ツハイマ博士 が同席。

ツハイマ博士はこの日の為に、遠路はるばるスイスから駆けつけてくれました。

発表会後、一堂こぞって居酒屋で雑談大会。
今回はそこで披露されたツハイマ博士の話を紹介♪



スイスに滞在中、博士はある夫人と出会いました。
ナンパではないらしい。 (^_^;

その方は、名を 李(リー) といい(中国系ですネ)、 大の車好き だそうです。
大資産家の夫人とあって、非常に上品な方であった、と博士。

そんな金持ち夫人がなぜ博士と意気投合したのかって?

博士曰く、
「生まれて初めてボケを封じられた」 そうです。。。



博士と李さんがレストランでディナーをした時のこと。

李さんはあっさり系を、博士はステーキを注文しました。
李さんの ハート をキャッチしようと企んだ博士。 (やはりナンパか!!)


店員「焼き具合はどうされます、ムッシュ?」
博士「えーと、 ミレニアム・ レアで。」


一瞬後の爆笑を確信して素早く李さんの方を見る博士。


李「 「ルーマニアモンテビデオ」 っていうビデオ、ドコに売ってるのかしら?」
博「 \(□ ̄; ナンデスト!?
李「フッ」


博士、敗北(爆)。



…初めての敗北でした。


この私の上を行くなんて、、、

一体このヒトはどんな生き方をしているのだろう?

博士の、尊敬と悔しさの入り混じった問いに、李さんは優しく微笑んで答えました。


李「 華麗な、 生活よ♪





「李夫人の華麗な生活」


   アタシ、金持ちに嫁いだ車好きの女。人はアタシを李夫人と呼ぶわ。

   金持ちだから、フェラーリ、ポルシェに乗れるとウキウキしてた。

   でも金持ち、成金じゃなかった。キチンとした、資産家。

   お車(「おくるま」ヨ!オホホ♪)は、スポーツカーでなく、高級乗用車。

   お嫁さん、かなりガックリ。

   デモ泣かない!アタシ、頑バルワ♪ (はあと)

   そうヨ!高級乗用車、運転できるだけでも幸せよ♪

   高級車はトッテモ丈夫!アウトバーンで三百キロ♪

   ベンツにだってパッシングゥ♪白バイ、覆メン見て見ぬフリよ♪

   さあ!明日に向かってレッツ・ドライブ♪ (おっきなはあと)


   執事「奥様、当家の車は全て運転手付きでございます。」
    李「…」



   ああ、ソレってあまりにも 理不尽 じゃありませんコト?




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: