アルゴリズムの時代(スポンタ通信 2.0)

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2007年01月06日
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産経新聞が、クラウド・ソーシングと読者からの情報発信を記事に募るやり方を正月3日の一面に載せたと紹介した。

すると、「ウェブ人間論」を書かれた 梅田望夫さんのブログ では、「群集の叡智」とのタイトルが踊る。

また、 愛・蔵太さんのブログ では、「集合愚」について述べられている。

BigBangさんは、M氏と「ブロガーとジャーナリスト」について対論をされているが、「正義が単独な個の主観でしかない」ことを捨象して述べられているところを見ると、ブロガーとジャーナリストたちが、「何物かの仮想権力」を背景に、大衆や群集と対峙していると考えているに違いない。



さらにいえば、世の中は、絶対善と絶対悪が戦うスターウォーズ的なモデルで世の中は動いているのではない。

枢軸のそれぞれが主観的な善を持っていて、対立し、戦争になる。

田中芳樹氏の 「銀河英雄伝説」 における、ラインハルトの帝国主義国家とヤン・ウェンリーの自由惑星同盟が戦うようなものだ。





みんながおんなじことが気になっている…。



これからはP2Pの時代なんです。

通信と放送の融合って、エスタブリッシュ vs 大衆・群集ではないんです。




to 産経新聞さま

市民記者が匿名でありつづけるならば、クラウドソーシングも可能だが、裏づけ取材や発信者責任を求めるならば、発信者がクラウドのままでいられるはずはないんです。


to 梅田望夫さま

叡智などという讃美をしても、群集という語に含まれる差別感は拭い去れないし、
何万の読者の感想を読んだと嘯いても、読者はあなたにとって群衆の一員でしかないと言うんですか。

私はあなたの本にお金を払いました。私に限らず、自分の作品を読んでくれた人たちに、「群衆」という単語を投げつけることが非礼といえないのでしょうか。


読者たちが紡いだ言葉たちは、個の属性から切り離されて、発信者の脳に定着する。

粗忽な読者は、その選民主義に気がつかない。そして、そのようなものを讃美をする…。



北海道日本ハムファイターズの新庄氏は、球場では観客という群集・大衆に対してサービスをしたが、マスコミを離れたところで、施設を訪問したり、傷ついた少年たちとの交流を持った。私は引退後、新庄氏が、兄を交通事故で亡くし深く傷ついていた野球少年と手紙のやりとりをし、少年をはげましたことを知った。


群集・大衆の中に、それを構成している個を見失ってしまうならば、それは傲慢である。



さらにP2P的に言えば、

発信者の個の属性から切り離されて、受信者の脳に定着しなければ、発信者は有用な情報を発したことにはならぬ。

固有名詞というタグがつかなければ有用にならぬ情報はゴシップでしかない。





世に、衆愚という言葉があるなら、実名愚とでもいうのだろうか。


2ちゃんねるの本質は「(お前)モナーの精神である」。モナー(情報発信者の属性)を越えるために匿名がある。そのことを多くの2ちゃんねる者が自覚している。

私は、固有の文脈を維持するために、ハンドルネームを使っているが、できれば匿名にしたいと願っているのだが難しい…。

私がもし匿名であれば、もっと対話が期待できるかもしれないのに…。



もちろん、スポンタという固有名詞がついても無価値なままの私が発する情報の有価値性は極めて疑問。


かねてから指摘しているように、理解するとは、相手の言説によって、すでに持っていた情報が体系化されることだ。

理解できぬという方々にはお詫びするしかないが、理解せぬ個の存在を否定しないし、理解を強制しないし、そんなことはできぬというのが私の立場。

そのことについては、コミュニケーション論で語っていく…。




今年も、エスタブリッシュなステークホルダーたちを相手に言及しなければならないのだと思うと、暗澹たる思いになる。

だが、対話を試みることが人生である。


私のコメントやエントリーが対話を生み出さぬとしたら、反省するしかない。

だが、私にはどうしても、木村剛氏のようなカラミニケーションという技法を使う気にはなれぬのである…。

対話が無理なのであれば、せめて反論をお待ちしています。

これだけ同じことを書きつづけているのに、なかなか内容に言及してもらえぬのは何故なんだろうか…。

(^^;)....ORZ



正月

AX







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Last updated  2007年01月06日 19時15分43秒
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