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2007年01月22日
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そもそも、何故、私が2ちゃんねる擁護論を展開しはじめたかといえば、2ちゃんねるが怖かったからである。

ネットで言論を展開するにおいて、2ちゃんねるを敵に廻したら厄介になる。だから、2ちゃんねる擁護論を展開しよう。そういうご都合主義があった。

そして、2ちゃんねるについて考えた。



・「逝ってよろしい」「お前もな」について考えた。

・匿名について考えた。

・ハンドルネームについて考えた。

・アスキーアートについて考えた。

・「ソースを明確にしろ」ということについて考えた。

・「まったり」について考えた。

・「当て字文化」について考えた。「乱暴な言葉遣い」について考えた。

・「祭り」について考えた。

・「縦読み」について考えた。

・「田代砲」について考えた。

・テンプレートについて考えた。

・なぜ、スレッドが1000件になると、お金を払わないと情報を見れないことについて考えた。

・発信者のトレーサビリティーが一定の範囲で確保されていることについて考えた。


そのようにしてたどり着いた私の結論は、


「2ちゃんねるは極めてアバンギャルドで、論理性と合理性のある言論メディアである」


というものだった。




発信者の属性と、発信内容を分離するというのは、究極の民主主義であり、理想主義である。

その旗を掲げ続けるのが、2ちゃんねるである。




そういえば、ライブドアPJの市民記者登録したときも、私は最初擁護論を展開している。8000円払って参加した研修会では、ライブドアのシステムに非難が集まった。



・ライブドアポイントという薄謝では、記事を書くメリットがない。

・記事の責任のすべてを、市民記者が持つのは不公平だ。

・ブログと市民記者新聞に違いはない。ブログの記事をリンクすればいいじゃないか。


多くの参加者は、一日という時間を使い、8000円を払ったというのに、市民記者登録をしないと言う。

私は彼らを、お大臣だと思った。

だが、私は団地育ちの貧乏人である。
その後の私は、その8000円を無駄にしないために、せっせと市民記事を書き、擁護論を展開した。


それらは、

・市民記者は報酬を求めて記事を書くものではない。

・発言の責任を発信者がとることは、どんなメディアであれ、当然のことである。

・市民記者新聞の特徴は、個の発信が市民新聞というメディアによってオーソライズされることである。


である。

その擁護論は、私のステークホルダーによって紡ぎ出されたものだが、いまもって間違っていると思っていない…。


だが、そのような擁護論から展開される論理的帰結とあまりにかけ離れた運営をライブドアPJが行っていたため、決別することになった。(つーか、私が書いても載せてくれなんだもんね。ORZ)

ま、娘の誕生日プレゼントに、オレンジ色の自転車は買えたから、まいっか。(^^;)


その決定的な思想は、「プロもアマも、すべてが市民であり。すべてが市民記者である」ということである。


ブログ空間に戻った私にとって、その言葉は、「エスタブリッシュも非エスタブリッシュも、同じブログ空間を共有しているのだから、コメントやTBを通じて対話がなされるべきだ」ということである。

だが、エスタブリッシュたちは、反論者との対話・TBを敢然と拒否する。


そのような現実を踏まえて、かろうじて有用な議論を期待させるのが、2ちゃんねると2NN。そして、それと呼応するマスコミたちである。



ブログスフィアに圏域があると指摘したのは、佐々木俊尚氏だったと思うが、確かにそういう世界ができあがりつつあることを感じている。

池田信夫先生が、内田樹氏のブログの内容に言及しているのは、示唆的であり、けろやん氏周辺でBB氏やM氏がオーマイニュースやジャーナリズムについて話題にしているのも、ある種の圏域を感じさせる。

…私が内田樹氏と武術家・甲野善紀氏の対談本を持っているのは、奇縁である。



…あと一月もあれば、ネット上にPDFという形で原稿がアップされるだろう。楽しみにしていただけると幸いである。とはいえ、今、このとき考えていることが、一ヵ月後に価値をもつかどうかは疑わしいのだけど。


07sponta


そもそも、お金を貰わないと情報を発信しないなんて、ネット者ではない。真鍋かおりの劣化コピイでしかない。

ネットとは情報発信の場ではなく、不特定者との対話による気づきの場である。そういうコミュニケーションをしていないブログ者たちが、お金を貰わないと情報リリースなんかしないよね。と嘯く。

私は、ネット者たちから気づきを与えてもらっているから、当然のように私からも他者への気づきをもたらすような情報を発信する。

そういうギブ&テイクがインターネットである。


対話をしない者たちが、「お金を貰わないと情報を発信しない」と嘯くのは当然のことなのだ。










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Last updated  2007年01月22日 20時06分24秒
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