わきみずのほとり

わきみずのほとり

船井幸雄先生


最近、われわれは「器量」を大きくするために、人として生まれ、毎日生きているのではないか・・・・・・と思うようになった。
そして器量の大きい人ほど、世のため、人のためになる仕事ができ、なおかつ幸せに生きられるようだとも思いはじめた。
私は自分の経験上、人間の器量は、大きい人ほど

(1)成功者ぐせがあり、
(2)人財度が高く、
(3)包み込み力があり、
(4)人間性が高い

ように思うのだが、ここでは前3つではなく、4番目の人間性について述べたい。
なぜなら、「幸せに生きている人」ほど「人間性が高い」といってよいことに気づいたからである。
「人間性を高めること」=「幸せに生きるコツ」といっていいようである。さて、人間性が高まると、どのような現象が、その人間に起こるかを10項目にまとめたので発表することにしたい。

1 エゴがへる。(具体的現象として自慢や金銭欲、権力欲、名誉欲、物欲が減る)

2 好き嫌いが少なくなる。(たいていの人やものを好きになる)

3 こだわらなくなる。(仏滅、大安とかお茶の作法などにとらわれなくなる)

4 約束を守るようになる。

5 自主的になる。

6 責任感が強くなる。

7 あけっぱなしになる。(言ってはいけないことなどを別にして公開型になり、策などを弄さなくなる)

8 肯定的になる。(否定や批判をしなくなる)

9 どんなもの、人も大切にするようになる。

10 人相がよくなり、他者から安心されるようになる。


以上のとおりである。
ぜひ、一つ一つ努力してほしい。
私も幸せに生きたいので、いま努力中だが、これはなかなか楽しいし、実効があるので「ぜひやってほしい」とお奨めしたい。



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