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依子
依子
第1章 北の温泉地にて
その温泉駅の改札を出て
女は温泉街行きのバス乗り場を探した。
時刻は夕方の4時を回った頃だった。
バスは乗り場に停車していなかった。
女はタクシーで温泉街へ向かうことにした。
タクシーの運転手によれば
通常の温泉客は3時位までには旅館に
チェックインするため、
バスもこのくらいの時間になると
ほぼ無くなるらしい。
タクシーの運転手は続けた。
「お客さん、京都の人だね。」
「へえ、そうどす。はなしことばで
すぐにわかってしまいますやろ。」
「こっちは寒いでしょう?」
「そうどすなあ。けど、空気がきれいで
あまり風もないし、凛とした感じでええどすなあ。」
「お客さん、お一人で来てるの?」
「そうどす。もしかしたら旅館の部屋が
とれへんかもしれんおもいましたけど、だいじょうぶどした。」
「そうねえ。ちょっと前までは女性一人では
泊めたがらなかったけど、最近だねえ、
女性の一人客泊めるようになったのは。」
「やっぱり自殺とかされると困る、おもてたんやろかなぁ?」
「そうそう。昔は女性が一人で旅館に泊まる、
っていうのはなにかいわくあり、と思われてたんだよね。
でもまあ、今はね、女性も仕事持って
時には温泉に一人旅もするようになってるからね。」
そんな会話をしながらも、タクシーは温泉街へと
進んでいく。
「その昔はさあ、旅館の仲居っていうとさ、
離婚した女性とかが結構やってたんだけどね。。」
「そうどすか。。」
「最近じゃさ、学校出ても職がないじゃない?
だから若い女の子でも泣きながらやってるよ、仲居の仕事。」
「はあ、若いお人にはさぞかしつろおすやろなあ。。」
「まあ、そういう時代だからね、しかたないっちゃあしかたないよね。。
さてと、ここだね。」
「へえ、おおきに。」
女はタクシーを降り、広い玄関口で気持ちよく
旅館の従業員達に迎え入れられる。
「いらっしゃいませ。お疲れさまでございます。
お荷物をお持ちいたします。」
靴を脱いでフロントへ。
「いらっしゃいませ。お客さま、
恐れ入りますがご予約のお名前は?」
「西園寺依子どす。」
「はい、本日から御一泊で洋室を用意させて
いただいております。お食事は隣の和室に
ご用意いたしますので。」
「おおきに。」
「さあ、お部屋へご案内致します。」
案内された部屋はツインで、依子はふっと
一人旅の寂しさを感じたが、
その気持ちはすぐにどこかへと飛んでいった。
夕食の時間まで小一時間あったので、
依子は温泉に入ることにした。
大風呂は、ちょっと抑え目の照明で
お湯は少し濁っていた。
含硫化水素-酸性緑ばん泉と呼ばれる泉質で、
緑ばん泉というのは、陰イオンが硫酸イオン、
陽イオンは鉄が主成分だそうだ。
また、強酸性で銅やマンガンなどの
鉱物を含むことが多い。
良く温まり、貧血症や慢性湿疹などに効果がある。
お湯につかってみる。
水温はややぬるめだった。
依子は静かに目を閉じてここ数日間の出来事に
思いをめぐらせてみた。
この温泉街に来る前の数日間を
依子は温泉地から特急で約1時間の都市で過ごした。
その地を離れた今となっては、
なんだかそこで起こったことが現実ではなかったのではないか、
とさえ思えた。
お湯から上がって脱衣場で旅館の用意してくれた
浴衣をはおり、洗い髪をドライヤーで
乾かしながら、依子は鏡に映った自分の顔を見つめていた。
ほんのり頬が紅潮している。
それは果たして温泉につかったせいだけなのか?
依子自身にもわからなかった。
温泉から上がり部屋へ帰ってみると、
食事はフロントで説明された通り、
隣の和室に用意されていた。
和食のコース料理だった。
師走御献立
食前酒
先 付
前 菜
椀盛り
造 里
焼 物
蓋 物
台の物
変わり鉢
酢 物
食 事
止 椀
香の物
水菓子
和食懐石が大好きな依子には
久しぶりのコース料理は嬉しかった。
仕事が忙しくて、最近はほとんど
外食をしていなかったのだ。
味付けは少々薄めだったが
出しが良く効いていてやさしい味だった。
ゆっくり時間をかけて当地の日本酒とともに
食事を楽しんだ依子だったが
最近あまりお酒を飲んでいなかったせいか
気がついた時には、既にかなり酔いがまわってしまっていた。
熱くなった自分の頬を押さえながら
自分の部屋へ戻ると、依子は自分の身体をベッドの上に投げ出した。
ほどなく携帯のメール着信音が鳴った。
身体を起こして携帯をチェックしてみると、
それは先日滞在した都市で会ってきた
依子の高校の時の同級生からのメールだった。
第2章 百合枝
彼女はもともとそこの出身の人だったが、
中学、高校の間は父親の転勤のため依子と同じ高校に通っていた。
その後東京の大学に入学して卒業した時
また父親が地元に戻ったこともあり、
彼女も地元に戻り就職し、
そこで知り合った男性と早々に結婚した。
彼女は結婚後子供にも恵まれたが、
最近は、自分の主婦としての生活に疑問を持っていた。
先日会った時にもいろいろ聞かされた上。。
彼女は依子と食事をしたあとに
依子のホテルの部屋で
もう少し話を聞いて欲しいと依子に頼んだ。
別に断る理由も無いので
依子は彼女とホテルに戻った。
彼女は部屋に入るとダブルベッドに腰を下ろした。
続けて話を聞いていると、
彼女は主婦としての生活に心底飽き飽きしているようだった。
毎日家族のために食事を作り、洗濯をし、
掃除をし、買い物に行き、そしてまた食事を作る生活。。
毎日毎日その繰り返し。。
彼女は自分の夫に不満を持っているわけではなかった。
依子も彼女の夫を知っているが、家族思いの誠実な男性だ。
ただ毎日の同じことの繰り返しに彼女はかなり参っていた。
何でもいいからその生活に少し変化が欲しい、と依子に訴えた。
彼女の瞳が涙で潤むのを見て、
依子も思わず切なくなってしまった。
すると、彼女は依子を見つめたまま
依子の座っていた椅子のところまで近づいてきた。
「ねえ、依子。。」
「なんえ、どないしたん?」
彼女は依子の手をとって言った。
「わたしを。。抱いてくれん?」
「。。。。」
「あっためてくれん?」
「あっためるって。。うち おんなやで。。」
「そんなことずっと前からわかっとるよ。
わたし もう主人とは。。できんのよ。。」
「どうしたんよ?」
彼女の瞳から涙があとからあとから流れ出て
そのまま彼女は依子の腕の中に崩れこみ
嗚咽を漏らし始めた。
依子は当惑した。
まさか自分がこんな状況に置かれることになろうとは。。
どうしたらいいのか彼女にはまったくわからなかった。
依子は自分のひざの上に顔をうずめて
しゃくりあげる友人の頭を
ただ優しく撫でてあげるしか成す術が無かった。
暫く時間が経過した後、
彼女は泣きつかれたのか
そのまま寝息を立て始めた。
依子は彼女に自分のロングコートを
かけてあげようと思い、
それをとりに行くために、
そっと彼女の頭を自分のひざからはずそうとした。
その時。。
彼女はうっすらと目を開けた。
そのまま顔を上げ、その瞳は再び依子を見つめた。
「依子。。かんにんな。。」
彼女は京都弁で話し出した。
「おんなの人は柔らかくてあったかいさかい。。
安心できるんよ。。でもなあ。。どうしても
依子がいや言うんなら、そら無理強いはできんからな。。」
「あんたの京都弁久しぶりに聞いたわ。。
なつかしいなあ。。あんたも京都にいた頃は
ずっと京都弁だったさかいなあ。。」
彼女、そう彼女の名前は百合枝と言った。
「いつからそうなったん?もうずっとおんなの人
ばっかり見てるんか?」
「うち、依子には言えんかったんよ、ずっと。。
けど、うちなあ、もうあんたと同じ高校行ってる頃から
そうだったんよ。」
依子は驚愕した。。
高校の頃からだったとは。。
その当時を振り返っても、百合枝から
その様な気配を感じることは全くなかった。
その当時はいつも一緒にいたのに、
百合枝のことで見えていないことがあったなんて。。
「だってあんたちゃんと彼氏いたやんか。。
ほら、テニス部の。。」
「うん。。沢木くんな。。つきおうてたで、確かにな。。
でもなあ、ほんとに好きやったんは、1年先輩の咲山さんだったんよ。。」
「咲山さんて。。学園祭クィーンに選ばれた
あの咲山麻里恵さんか?」
「そうや。。あの人がすきやってん。。
けど、自分の想いはよう伝えられへんかったけどな。。」
「。。。」
こうはっきり言われてしまったら
依子にはもう出てくる言葉もない。
「ちょっとお茶でも淹れるさかいにな。。」
沈黙を破るために依子が席を立った。
ホテルの部屋に備え付けの湯沸しポットに
水を入れながら依子はぼんやり宙を見つめた。
お湯が沸いたので、依子は日本茶を入れ、
茶碗を百合枝に差し出した。
「まあ、お茶でも飲んで少しおちつきよ。。」
「おおきに。」
そう言って百合枝が茶碗を受け取ろうとした
その瞬間だった。
依子の手がかすかに百合枝の手に触れた。
依子はびくっとして思わず茶碗から
手を離してしまった。
茶碗はカーペットに吸い込まれるように落ちていった。
一瞬二人の目が合い、依子は百合枝の手が
自分の手をゆっくりと包み込むのを感じた。
「依子。。ええか?」
百合枝が静かに訊いた。
依子はまるで催眠術にでもかかったように
無意識に頷いていた。
第3章 ふれあい
百合枝はそっと依子の頬に手を触れた。
「高校であんたと一緒にいた時もなあ。。
あんたに触れたいと思ったこと何度もあったんよ。。」
依子は返事ができない。身体がしびれてしまったように
自分で思うように動けなくなっていた。
「思ったとおりやわらかいんやなあ。。」
そのまま依子の頬から首筋に手をすべらせてから
百合枝は依子をやさしく抱き寄せた。
「あんた、ほんとにあったかいなあ。。」
百合枝の唇が依子に近づいてくる。
依子は静かに目を閉じた。
百合枝の唇が依子の唇の端にそっと触れた。
それから百合枝は依子の耳元で囁いた。
「うれしいわ。。依子、ありがとな。。」
二人はそのまま静かにダブルベッドの上に
倒れこんだ。
百合枝の唇が依子の額、目、鼻、頬、唇、うなじと
軽いキスの雨を降らせる。
おんなの人の愛撫ってやさしいんだな。。
何となくそんなことを思いながら、
依子は軽い恍惚感を味わっていた。
百合枝はやさしく依子の着ているものを脱がせていき
自分も脱ぐと、ふんわりやわらかく自分の身体で
依子を包んだ。
「ほんとに色しろいな。。」百合枝が言った。
やがて百合枝の唇が依子の身体を少しずつ下降し始めた。
胸からなかおち、それからわき腹へ。
そして。。
百合枝が最終地点に到着すると、
依子は思わず身体をこわばらせた。
「楽にしててな。。こわがらんでな。」
百合枝はやさしかった。
依子はまた目を閉じた。
花びらが開いていく。。
依子は思わず声をあげた。
その後どのくらいの時間が経ったのか、
やさしくゆっくりと頂点まで連れて行かれて
依子はうっすら汗ばんだ身体で我に返った。
息が上がっていた。
大きく一つ深呼吸をして依子は目を開けた。
「大丈夫か、依子?」百合枝が訊いた。
依子は静かに頷いた。
たった今経験したことが夢の中での出来事の様な
気がして仕方がなかった。
「ありがとな、依子。
うちを受け入れてくれて嬉しかったわ。
今日のことは うち忘れんよ。。
今日はこれで帰らなあかんけどな。。」
ぼんやり宙を見つめる依子に衣服を身につけた百合枝が言った。
「あ。。そうなん?」初めて言葉が依子の口をついた。
百合枝はもう一度依子を見つめ、
そして彼女の頬に軽くキスした。
「メールするさかいな。。またな。」
「うん。。またな。。」
彼女はドアを開け、依子の部屋を去った。
百合枝が去ったあと、依子には自分の部屋が
妙に広く感じられてさびしかった。。
そして百合枝のことを考えた。
彼女と関係ができてしまった今、
彼女に対する気持ちは変わったのだろうか?
そうでもない。。
確かに彼女と身体を合わせているとき
彼女を愛しく感じたのは事実だった。
でも。。。
やっぱり百合枝は依子の友だちだ。。
やはり彼女に感じる愛しさというのは、
男性に対して感じる愛しさとは別のもののような気がした。
うまく説明はできないが。。
なんとも言えない甘美な気持ちにつつまれて
依子はそのまま眠りに落ちていった。。
エピローグ
やがて依子は数日前の出来事の回想から
ゆっくりと我に返っていった。
本当にあれは自分の身に起こったことだったのか。。
それとも夢の中の出来事だったのか。。
はっきりとは。。わからない自分がいた。
もし現実であったにせよ、夢の中の出来事だったにせよ
あまりにも甘く儚い時間だったように思う。
百合枝はとても優しく依子を愛してくれた。。
今まであんな風に男性に愛されたことは無かったように思う。
百合枝の自分に対する優しい思い入れを
彼女と触れ合っていた間中ずっと感じることができた。
自分はしあわせ、と心から思えた。
そうだ。。そう言えば。。
百合枝から携帯にメールが入っていたんだった。。
依子はそのメールの内容を見てみた。
携帯で送るのには随分入力に時間がかかったと
思われる長さのメールだった。
「依子、温泉はどうえ?ゆっくりしとるんやろなあ。
久しぶりにあんたに会えてほんまに嬉しかったわ。。
あっという間に高校生だったあの頃に戻れた気がしたわ。
それに。。
あんた、うちの気持ちも受け入れてくれたし。。
あんたと一緒にいられた時間はほんまに幸せやったわ。
ありがとうな、依子。
うちなあ、主人とは多分別れると思うわ。
もう、一緒にいても意味無いと思うんよ。
これは今日、昨日考えたことではないんよ。
またこのことは あんたにゆっくり話すわな。。
依子。。すいとおで。。」
依子・完
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