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パニック障害とは。




  現在、日本人の100人に2,3人の割合でかかっていると言われている 「パニック障害(PD=パニック・ディスオーダーの略)」とは、ある日突然、死の恐怖をも感じる程の「パニック発作」に襲われ、以後そのショックから 「予期不安」や「広場恐怖」に常につきまとわれてしまい、外出が困難になったり、酷い時は日常生活にまで支障をきたしてしまうという病です。
 このことで、今まで当たり前に出来ていたことが一瞬にして出来なくなってしまった等のショックや、絶望感等から、鬱などの心の病の症状も併発してしまう場合があります。

 発作自体は、約30分程度で治まると言われていますが、病状などによってはそれ以上の時間、発作が続く場合もあります。

 PDはトラウマやPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの症状に非常によく似ていて、分かり易く説明すると、例えば幼い頃、犬に噛まれた経験があり、それ以後犬が怖くなり触る事も近づく事さえも出来なくなってしまう・・・という現象に似たものがあります。
 ここで言う「犬に噛まれた経験」がPD発症のキッカケとなる最初の発作で、「以後触ったり近づいたり出来なくなる事」が予期不安や広場恐怖を意味します。

 原因は未だはっきりとは究明されていませんが、脳の伝達経路内で誤作動が生じ、セロトニンという脳内伝達物質が正常に作動されないことから、副交感神経が正常に働かず、この様な発作を引き起こしてしまうという説があります。
 しかし、抗鬱剤や抗不安薬を投与することによって、発作などの症状を和らげることが出来るようです。
 また、PD患者の5人に1人の割合で身内に経験者がいる、幼い頃に辛い経験をしたという説がありますが、それがこの病と何らかの因果関係があるかどうかは不明です。

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