2008/01/27
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カテゴリ: みもの
今年はじめてのお芝居は、

重かったです…

前も、山崎努のリア王を見た事があるのですが、
その時はストーリーを追うのに精一杯でした。


今回は蜷川演出、平幹二朗のリア王。
あらすじを覚えていたけど、細かいところはすっかり忘れてた。

リア王と家臣のグロスター伯爵が子に欺かれる親として二重写しになってたり、
子供同士の争いはグロスター家のエドガー、エドマンドだけでなく、

シェイクスピアは物語を重ねるのが好きだな~


衣装は貴族たちは着膨れして見えるくらいゴージャスな毛皮。
毛皮を脱いだあととの違いがはっきりわかるようになっている。
登場仕立てののエドガーはインテリでヨン様っぽく、
エドマンドの毛皮は亀田みたいに見えた。


舞台は能のような松の木の背景にしてあって、
そのついたてを動かす事で場面転換。
エドガーと目を潰された父グロスター伯爵が手をとるまでの場面も能のよう。
ためらい、すりあし、もどかしさに涙がでた。


リア王は言っちゃえばわがままじじいなんだけど、
国王としての威厳、というか、大きさに感動。



思い悲劇ではあるんだけど、客席には意外と笑いがでた。
ボケちゃった老人の笑いとか、気が狂った(ふりをしてる)人の笑いとか。
欲にまみれちゃった人への笑いもあったかな。
次女夫妻が、グロスター伯爵の目を潰すシーンは
夫よりも妻のリーガンが積極的になっていて、怖いけど笑えた。


見入ってしまうけど、見るのに気力体力を消耗しました。


リア王





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最終更新日  2008/02/05 08:40:22 PM
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