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とあるコーヒーショップに、初老の男性が訪れた。
彼は時々この店を利用するようだが、この日はいつもと違う注文をした。
「コーヒー...ホットコーヒーを。 あ、ただ少し少なめにして欲しい。 サイズは一番小さい物でいいんだ。 ただ量を少なくして...。」
対応したスタッフはその客の言うとおりにしても良かったのだが、あえて訪ねてみた。
「承知いたしました。ただ、このサイズで量を減らしますとだいぶ少なくなってしまいますが、よろしいのでしょうか。よろしければどのくらい減らせばよいかおっしゃっていただけますか?」
するとその客は応えた。
「持って歩いてこぼれないようにして欲しいんだ。 いつも持って帰るんだが、量が多くて途中でこぼれてしまって困るんだよ。 持って歩いてこぼれない程度に減らして欲しい。」
それを聞いたスタッフは、注文のサイズのカップに通常の量のコーヒーを注ぎ、 一つ大きなサイズのカップに移し替えて 客に差し出した。
初老の男は満足げに、そしてこぼさずに、コーヒーを持ち帰ったという。
生きたサービス 「人の考え」 や 「心遣い」 が入っていますね。
このお話はそれを如実に教えてくれました。
お客様の注文をそのまま受けるのではなく、本当の問題を知ることで、真の問題解決ができるのだということですね。