July 10, 2006
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テーマ: コーラス(2935)
カテゴリ: そのほか
月曜日は、大阪千里でルネサンスを歌う合唱団
アイヴィーチャペル合唱アカデミーの練習日、、
ですが、今日は皆で京都でワークショップの見学に、、
Oxford出身でCambridgeで教鞭を取っている
Dr.Edward Wickham氏のイギリス・
ルネサンス合唱音楽のワークショップがありました。

なかなかルネサンスの音楽のしかも合唱でのワークショップ
にはお目にかかる機会も少なく、色々と刺激を受け、充実した時間でした。

曲はWilliam Byrd Mass for 4 voices

ルネサンスの音楽が好きな人たちが集まってこういう地道な
合唱活動を続けている、、ということはとても頼もしいことです。

私の大学時代の声楽科仲間からもルネサンス、、というと
「オタク」「小難しい」といったネガティヴな言葉ばかり投げかけられることも多く、
実際、こういった音楽に関わっている、、というと、、
関西の声楽界の少数民族、、といったとこかもしれません、、。

さて、それはさておき、、
EnglishあるいはヨーロッパのMassのTraditionとWickham氏のオリジナルな音楽の兼ね合いが
最も興味惹かれるところでした。

初めはByrd時代のカトリックスタイルのミサのあり方のお話から始まりました、、。

さて、実際のWorkshopですが、、

それぞれ異なったキャラクターで歌わせるところは非常に面白いものでした。
ただ、これは彼のオリジナルな感性によるものとしつつ、
大人数の合唱の場合は同じキャラクターで統一する方が望ましい事、
少人数の場合にのみホモフォニー部分とポリフォニーをより際だたせ
音楽をより豊かな表現とする手段として有効であるという事、

あくまでも音色やテンションなどの変化によるもの、
伝統と個性の兼ね合いがかいま見られて、これは面白いものでした。


また、
「Gloria の"Quoniam tu solus sanctus"
 からEnglandの伝統として速くするのだが
 何故だと思いますか?」

「何故か、、、それは
 速くしたほうがクライマックスが盛り上がって良い、
 と指揮者が思ったから、そうなった。」
 (伝統とはそんなものかも、、、、。)

また、この部分から少し発展して、、
これはカンタータ他、歌に限らず器楽とのアンサンブルで度々経験することですが、
指揮者が居るときと、指揮者無しで演奏者だけでアンサンブルをするときとでは音楽の作り方が変わる、
という非常に現実的な音楽の処し方の例も示して貰え指揮者の立場から見ても歌い手の立場から見ても有り難い例も少しではありますが示して貰えました。


あと、ルネサンスとバロックによって違う音楽の歌い方
ディクションに従ったアーティキュレーション、
Suspensionについて、、、
などルネサンスの定石についてのお話も、、
また、Agnus Deiでバード特有のSuspensionの連続した用いられかたの説明も、、

それよりもなによりも、、
これまでずっと、そうだったけれど、
いつもこういった経験をすると感じるのは、
日本と違った環境の中で 日々のこととして音楽があることの大きさを痛感します。
好きな音楽、取り組んでいる音楽が日本のものではない、、
という現実をつきつけられている事ではありますが、、。

でも、ルネサンス音楽が好きな人たちがこれだけ集まって、
地下のホールでこういった催しをやっている、、
しかも中身は濃い、、皆、満足して、何かを得て帰る、、

何か、イングランドの隠れカトリックの信者のミサ、、
そのもののようでもありました、、。
何か厳しい現実だけでも無いように思いました。

次の月曜日の練習が楽しみです、、、。





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Last updated  July 11, 2006 02:31:37 AM
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