すもも301 映画とバラの日々

すもも301 映画とバラの日々

スウィート・ノベンバー

お気に入りのせりふ集 その5


スウィート・ノベンバー(米・2001年)

ネルソンは、広告業界で働く仕事人間。
とにかく仕事しかない毎日を送っている。
ある日、車の免許の更新の試験場で、
ひょんな事からサラと知り合う。

ネルソンのせいで、免許を更新できなくなったサラは、
ネルソンに車を出してもらうように頼む。
いやいやながらも、何度か会っているうちに、
ネルソンは、サラに惹かれるようになる。
広告会社を首になってしまい、
仕事人間のネルソンも、行き詰まってしまった頃、サラが言う。

-Nelson, can you be my November?
-Yes.

ネルソンは、サラと11月を一緒に過ごすことになる。
腕時計をはずされ、携帯電話を捨てられ、
仕事を離れて、自由奔放に生きるサラによって、
生活のすべてを、そして、人生の考え方も、変えられていく。

ネルソンは、いつしか、本気でサラを愛するようになる。
そして、サラも・・・。

-Sara, will you marry me...?

しかし、サラには秘密があった。
サラには、残された日々がわずかしかなかった。
病院に入ることを拒否して、
家に戻ったサラ。

感謝祭の晩餐会をするサラの元に、
一足早いクリスマスのプレゼントを持って、
駆けつけるネルソン。
大きな赤い袋には、12個のプレゼントが入っていた。
二人が出会うきっかけになったサラミソーセージ、サラという香水、
お風呂で楽しむシャボン玉器、・・・かわいがっていた子犬のアーニー、
そして、12番目は、愛するサラに贈る歌・・・。

家に戻ったサラとネルソン。
「これから先、毎月が11月だ。僕は、ずっと君の所にいる。」
-Every month is November, Sara.
and I love you every day.
-Nelson, this is....
-This is our month, and it never has to end.
I surrender all attempts to controle life...,yours or mine.


「僕は、ただひとつのために生きていく。
君を愛し、君を幸せにし、そのときを楽しく生きていく。」
-I live for one thing.
To love you. To make you happy.
To live firmly and joyously in the moment.
November is all I know.
And all I never want to know.

次の日の朝、まだ夜も明けきらぬうちに家を出て行くサラ。
追いかけるネルソン。
-What are you doing?
Where are you going?
-Out.This will give you time to get your stuff together.
So, you can go. Our Month is over.
-Sara, I’m not going.

「止まれよ、サラ。」
「あなたはもう行って。私はあなたの記憶の中で生き続ける。」
-Sara, stop running.
I know you love me.
-I do.
Nelson, if you leave me now,
 everything we had willl be perfect forever.
-Sara, life isn’t perfect.
-All we have is how you’ll remember me.
And I need that memory to be strong and beautiful.
If I know that I’m remembered that way,
then I can face anything.
Nelson, you’re my imortality.
-I want to take care of you.
-I’m gonna be all right.
-I only want you.
-You have me forever.

「目を閉じて、ネルソン。」
-I’m going home. Now let me go.
-All right, Sara.
-Close your eyes. I love you, Nelson Moss.
-I love you, Sara Deever.
-Remember me.

目隠しを取ったネルソンは、
そこにサラの姿を見ることはもはやなかった・・・。

サラは、自分の死期を知っていた。だから、本気で恋に落ちることができなかった。でも、今度は違っていた。愛するからこそ、美しい自分を記憶の中に留めておいて欲しいと願った。ネルソンは、サラによって、人生において、何が大切かを知ることが出来た。そして人を愛することも知った。人生は、とても貴重だということ、限られた時間をどう生きるかということ、人を愛するということ、・・・。

いろいろなことを語っている映画だと思いました。



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