すもも301 映画とバラの日々

すもも301 映画とバラの日々

その8



アラン・マイヤーソン監督、カーティス・アームストロング主演
劇場未公開なので、とても、とても、マイナーな映画だと思いますが・・。

亡くなった人がこの世に現れるというのは、
洋画の世界では時々ありますね。
「シックス・センス」、「ジョー・ブラックをよろしく」、
「インタビュー・ウィズ・バンパイヤー」、
「シティー・オブ・エンジェル」など。

この映画も、そんな話です。
姿を変えて、家族や同僚のところに来てみると、
評判はさんざんで、
いかに自分が生前ひどい人間だったか反省する・・。
夫が亡くなって困っている妻のところに
家政夫としてやって来て、妻を助ける。
そして、愛し合うようになる。
最後には、「実は、自分は、亡くなった夫で
姿を変えているんだ」と告白して、ハッピーエンド。

笑いながら見ましたが、なるほど・・、と
考えさせるところもあったりして、楽しみました。
アクション映画を続けてみていたけど、
最近はラブ・コメディーに惹かれます。
次は、何を見ようかな。


「ミュージック・オブ・ハート」(米・1999年)2002年9月15日

ウェス・クレイブン監督、メリル・ストリープ主演。
熱血音楽教師の物語。

夫と別居して、友達の奨めで、
ハーレムの小学校でバイオリンを教え始めるが、
子ども達は、手におえない。でも、情熱が通じて、
子ども達は、心を開き、熱心にバイオリンに取り組むようになる。
10年後、1000人以上の子ども達にバイオリンを教えて
実績をあげているのに、市の予算の都合で、バイオリン教室が廃止されることになる。
それに対して、断固戦って存続させようと、保護者と協力し、
バイオリニストの援助を受けて、
運営資金を集めるコンサートを開こうとする。しかし・・。

難しい子ども達に音楽を教えて、すばらしい演奏をさせる、
というストーリーは、「天使にラブソングを2」でもあったが、
この作品の方がずっと本当らしかった。
もっとも、この話は実話を元にしているそうだけど。
かなり、どなったり、乱暴な言葉をつかったりしていたけど、
きっと、実際は、もっと激しかったのではないかなあ。
子供といえども、そんなにやわではないと思う・・。

やれば、できる!気持ちさえあれば!! 
勇気百倍の感動的な話でした。


[ボディガード」(米・1992年)2002年9月19日

ミック・ジャクソン監督、ケビン・コスナー主演、ホイットニー・ヒューストン共演

「彼女から目を離さないこと、命をかけて守ること、
決して恋におちないこと。」・・・公開時のコピーだそうです。
ホントにそのとおりでしたね。
表情を変えないボディーガードのフランクが、
命をかけて、レイチェルを守っていました。
かっこよかったですね。

この映画は、あまり評判が良くないんですか?
私は、楽しめたけどな。
ホイットニー・ヒューストンの歌がものすごく良かったです。
いくらでもでそうな声で、もっと聞きたかったです。


「フィールド・オブ・ドリームス」(米・1989年)2002年9月21日

フィル・アルデン・ロビンソン監督、ケビン・コスナー主演。

とても心温まるすばらしい映画でした。
トウモロコシ畑で聞いた、「それを作れば彼が来る」の声に
従って、畑をつぶして野球場を作ってしまったレイ。
近所の人には笑われるが信念を貫く。
そして、妻も幼い娘も、それを応援する。

アメリカの人にとって、野球というのは
また特別のものなんだなあということが分かりました。
信念を持って、夢を実現するって、すばらしい。
夢をかなえられなかった人たちの夢が、
そして、だれよりもレイ自身のの心の中にあった夢が
実現できて本当に良かった。

レンタルで借りてきて見たけど、
これは長く手元に置いて繰り返してみたい映画ですね・・。
ケビン・コスナーや他の人たちが派手でなくて、
おさえた演技で、しっとりと見せていました。
絶対おすすめです。また見たいです。

「アメリカン・ビューティー」(米・1999年)2002年9月29日

サム・メンデス監督、
ケヴィン・スペイシー、アネット・ベニング出演

なんとも、つらくなるような映画でした。
コメディーとして見ればいいんだろうけど、
見ていて、深刻になってしまって、
アメリカって、こんな国なんだろうかと・・。
もちろん、そんなことはないんだろうけど、
この映画が一面を表しているのかもしれないなあ、
と思いながら見ました。

アネット・ベニング扮する、
妻のキャロリンが世話をしている赤いバラの、
アメリカン・ビューティーが、
象徴的に使われていました。
テーブルに飾ってあったり、
バスタブの中やヒラヒラ舞い降りたりと。
どんなバラなのか、一度でいいから見てみたいなあ。


「スティング」(米・1973年)2002年10月4日

ジョージ・ロイヒル監督、
ポール・ニューマン、ロバート・レッドフォード出演

イカサマ師が、イカサマ師をだます話。
修行中の詐欺師のフッカーが、
天才賭博師のゴンドーラの助けを借りて、
親分を殺したシカゴの大ギャングのロネガンをだまして、
キツーいスティング(とどめの一発)を与える・・。

それにしても、ゴンドーラの企画力、統率力はすばらしい。
天才と言われるだけのことはありますね。
最後にフッカーが撃たれた所では、
すっかりだまされてしまいました。
あんなふうにうまくいけば、面白いでしょうね~。


「恋におちて」(米・1984)2002年10月5日

ウール・グロスバード監督
ロバート・デ・ニーロ、メリル・ストリープ出演

「・・私達は一緒に暮らせはしないけれど、
愛し合う運命なのよ・・」

クリスマスが近いある日、同じ電車に乗り合わせ、
そして、同じ書店で、偶然に鉢合わせ。
書店で買ったプレゼントが入れ替わっていて、
「あの時のあの人・・」とお互いに意識する。

そして、数ヵ月後、また偶然に再会して、
次は同じ電車にに乗ることを約束する・・。
フランクとモリー・・。
二人とも家族があるけれどもお互いに惹かれ合うようになる。
静かに、激しく。しかしその気持ちを振り切って、
別れてしまう日が来る・・。
そして、次のクリスマス。
同じ書店で偶然に再会して、
そっけなく挨拶をして別れてしまうが、
二人の本当の気持ちは・・・。

大人の純愛の物語でした。
ロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープの
表情、しぐさの中に想いがあふれていて、
無言の場面も、釘付けになりました。
すばらしい映画でしたね。

愛があれば、家族を犠牲にしてもいいのか?
という疑問は、残りました。
アメリカでは、やはり、離婚は多いんでしょうね・・。

「オーシャンズ・イレブン」(米・2001年)2002年10月11日

スティーブン・ソダーバーグ監督
ジョージ・クルーニー、ブラッド・ピット、
ジュリア・ロバーツ出演

ハラハラ、ワクワクしながら見ました。
豪華出演陣で、あっという間の2時間でした。

刑期を終えて、出所したダニー・オーシャン。
早速次の仕事に。ラス・ベガスのホテルの地価金庫に
保管されている1億5千万ドルを盗み出すという計画。
昔の仲間の、ブラピ扮するラスティーに会いに行き、
計画を実行するのに必要な他の10人の仲間を集める。

いよいよ、作戦が始まる。
綿密な計画と、仲間の特技とキャラクターで、
着々と、実行されていく。

ヘェー、フーン、スゴーイ!!
映画なので、うまくいくのは、分かっているけど、
なるほど、そんな風にやるわけ?
というような調子で、楽しんでみました。
映画は、やっぱり面白くなくっちゃね。


「グッバイガール」を見ました。 2002年10月18日

監督:レイ・スターク (米・1977年)
出演:リチャード・ドレイファス、マーシャ・メイスン
ジャンル:ラブ・コメディ

ポーラは、元ダンサー。でも、もう一度、ステージに立とうと、
レッスンに通って、オーディションを目指している。
ポーラは、男にだまされてばかり。
娘ルーシーの父親の時も、そして、
最近、一緒に暮らしていたマークも。
どちらも夢を追いかける俳優。
そして、仕事を見つけては、母娘のもとを去っていく・・。

そんな母娘のところにまた一人現れた男、エリオット。
前の男がアパートを又貸ししたので、同居する羽目に。
そして、奇妙な同居生活が始まる・・・。

言い争いばかりしているけど、
お互いに惹かれるようになって・・。
でも、エリオットにも仕事が舞い込んできて、
母娘のもとを去ることに・・・。
今度もだめだったと、落胆する母娘に、
エリオットは、「僕のギターをしっかり持っていてくれ、
きっと、帰ってくるから。」と言い残して、出発する・・。
ギターを抱きしめるポーラ・・。

だまされてばかりのポーラだけれども、
今度は、幸せをつかむような予感が・・。
娘のルーシーが母を気遣っているのが
いじらしかったです。
ルーシーとエリオットが馬車に乗って
話す場面にジーンとしましたね。
ほのぼのと、あったかい映画でした。

リチャード・ドレイファスは、この映画で、
1978年のアカデミー賞主演男優賞を受賞したそうです。

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