蘇芳色(SUOUIRO)~耽美な時間~

「恋する神父」




前から見たかった 「恋する神父」 を見ました。
これは映画館で予告を見たとき、『私が好きそうな、かわいいラブストーリーみたい~♪』と感じたので、ほんとうなら映画館に見に行きたかったのですが、行けず。

でもレンタルでよかったかも。


あと1ヶ月で神父になる儀式が待っている神学生のギュシク。
彼はとても真面目で、神を愛し敬う生活をしていた。
反して同じ神学生の友人ソンダルは、遊び歩く生活。
そんな2人が失敗をして、田舎の教会に修行に出される。
真面目に修行をしようとするギュシクの前に、アメリカから恋人を追ってやってきた奔放な娘ボンヒが現れる。
教会で聖水を飲もうとする彼女を制止しようとして、ギュシクは一緒に倒れてしまい、意図せずに彼女と唇が重なってしまう。
運の悪いことに、その場面をシスターに目撃されたギュシクは、彼女を洗礼させることを卒業課題にされてしまう。
敬虔な心を持たないかに見えるボンヒを前に、途方にくれるギュシク。彼はボンヒに洗礼を受けさせ、無事に神学校を卒業できるのであろうか?


ストーリーに目新しさがないのは、まだ眼を瞑ろう。サンウくんの神学生姿はとてもステキだったから、その設定はファンにとって美味しかったに違いない。
ただ、登場人物の性格が、少々冗漫な印象を受けた。ギュシクの真面目さの中に、適度な軽さも感じられたため、ボンヒやソンダルとの対比が際立たなかった。
遊び人ソンダルが心を入れ替えた過程もよくわからず。彼も不真面目なのか真面目なのか、掴みきれなかった。
そして教会でタバコをすっていた女子高生の存在を、活かしきれなかったのではないだろうか。
彼女がギュシクやソンダルと一緒のバスに乗り込んできたとき、私はてっきり彼女の想い人が、実はギュシクだったという種明かしがあるのだと思っていた。
それでなければ、嫌っていたギュシクを追ってまで、彼女が書いたラブレターを見せる必要があったのだろうか?ただスペル間違いをチェックしてもらうだけのために?ストーリ-上では、彼女がギュシクに「ボンヒがギュシクを見かけたとき、○○○と言っていた」と教えるので、重要なシーンなのだろう。だからこそ、彼女がボンヒに「私の好きな人は、私の友人のことを好きなの」と言っていたセリフが効いてくると思う。

ギュシクがボンヒを振った彼を野球観戦に連れ出す過程もよくわからない。ギュシクの気持ちはわかるが、元彼は新しく付き合っている女性がいながら、なぜギュシクの誘いにホイホイやってきたのだろうか。そしてボンヒへの気持ちが再燃するのはなぜ?気持ちの変化の描写を丁寧に描いて欲しかった。

ただ結婚式の聖歌隊のシーンはよかった!
サンウくんたちのかわいいこと!DVDのチャプターや字幕変換画面は、この歌のシーンで、私はそこだけエンドレスで見てしまったわよ~。(笑)

サンウくんの魅力はなんと言っても「笑顔」だよね!
にこっと笑った顔のキュートなこと!おばさん、何でも許しちゃう~♪って気持ちにさせられちゃうわ。(笑)



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