珍婚生活

珍婚生活

’06 ラスベガス 初日

初日  1/4



今年のラスベガスは暑かった!!

旅行となると、天気が気になる。
1ヶ月も前から天気と気温をチェックしていた。(彼が)
持っていく洋服も考えなきゃいけないしね。
で、最高気温は毎日17℃~20℃。
ほんとぅ?
毎年寒いじゃん。
コート着て歩いても寒いじゃん。
信じられない・・・
何回も調べて気温を確認したのに信じられず、結局真冬の支度で行った。

やっぱり暑い。
昼間外に出ると、日差しがじりじり照りつける。
半袖の人もいっぱい。
コート着て歩いてる人なんていない。
異常気象?


今年も去年とほぼ同じスケジュールでの旅行だった。
荷物を預けてチェックイン。
「アメリカへのご旅行ですので、お荷物の検査にご協力ください。」
どうぞどうぞ。
スーツケースを開けて、隅々までチェックされる。
アメリカは毎回どんどんチェックが厳しくなってくような気がする。

保険を申し込んだ後、いつものお店でお寿司を食べた。
「なんか味が落ちてる気がする。」
「ネタも小さくなってる気がするよね。」
文句を言いながらも完食。
熱燗も2本飲んだ。
う~~お腹いっぱい。
お勘定が終わると彼はいそいそと店を出る。

「やったね!熱燗1本付けるの忘れてる!」
「ホントに?ラッキー♪」
「早く立ち去ろう!!」

素晴らしい旅行を約束する出来事でした(^^;)


だいぶ早く空港に着いたはずなのに、なぜかもう時間がない。
荷物検査の前にライター捨てて。
免税店で彼がタバコ買って。
私は水買って。
いざ、しゅっぱ~~つ


今回ももちろんノースウエスト。(毎回同じ事書いてる・・・)
お世話になってるのにこんなこと言っちゃいけないけど。
ノースの飛行機はぼろい。
シートはボロボロだし、エコノミーと言えども狭すぎる。
前に社員旅行で他の飛行機乗って海外に行ったけど、広さに感激した。
でも今回はちょっと違った。
狭いのは相変わらずだけど、新しい飛行機のようで、一人一人にモニターが付いてる。
退屈しなくて済みそう♪
なのに。
まだ飛び立ってもいないってのに、凄い睡魔が・・・
zzz
!!彼に突っつかれて起こされる。
飲み物の時間らしい。
赤ワインを頼んでモニターを見る。
映画も見れるし、ゲームも出来る。
「この映画おもしろそうじゃない?」
「だめだ、日本語がない。」
「ゲームしてみる?」
「う~ん、でも映画も見たい」
一人一人にモニターがあるんだから好きにすればいいのに、なぜか相談。
映画を見始めたけど、いまいちなのでシャンハイをやってみる。
頭使うと疲れる。
しかも手詰まりになってクリアできない。
間に食事を挟んで挑戦したけど、ちっともクリア出来ない。
また眠くなってきた。
どうせ寝るなら英語聞きながら寝よ。
睡眠学習はいいって言うし。
適当な映画をかけておやすみなさい・・・
しようと思ったら、コンタクトケースがない!
スーツケースに入れっぱなしだよ。
あぁあ、もうどうしようもない。
機内持ち込み必須アイテム ※去年の旅行記参照 の一つなのに忘れるなんて。
このまま寝るしかないね。
zzz



飲んで食べて寝て、飲んで食べて・・・
アメリカに到着。
今回は初めてポートランドでの乗り換え。
もう7:00なのになぜか真っ暗。
北だから?

わたしの大っ嫌いな入国審査。
アメリカだから指紋と写真も採取される。
ドキドキするよ~
って、ぜんぜん進まないじゃん。
係員さんがなんか言ってるけど、何言ってるか全くわからない。
なになに?どうしたの?
周りにいる日本人たちの話しを盗み聞きしたところ、
どうもシステムの調子が悪く、入国審査が出来ないらしい。
ここでは乗り継ぎだから、次の飛行機に乗り遅れたら困る。
ロサンゼルスは混んでいるから、毎回ぎりぎりの乗り継ぎになっちゃう。
今回はポートランドだけど、審査出来ないなんて。
大丈夫か?

しばらく待ってると入国審査が始まった。
システムが復旧したんだね、きっと。
よかった・・・
徐々に私の番が近づいてくる。
どうか、やる気満々の人には当たりませんように。
私の前に彼が行く。
彼もろくに英語なんか喋れないくせに、なぜか堂々としている。変なの(^^;)
とにかくがんばれ!!
・・・彼がジェスチャーしてる。
何で入国審査でジェスチャー?
そんなに難しいこと聞かれたの?
あゎゎゎ
どうしよう、次は私だよ。(T T)

「何のためにここに来たんですか?」
何のため?
えーと、ラスベガスへの乗り継ぎ?
って言えばいいの?
えぇぇい、いいやこれで!!
「観光です」

「何処へ行くんですか?」
おっ。さっきの答えはあれでよかったのか。
「ラスベガスです。」

「どっから来たんですか?」
「日本です。」
カードに書いてあるでしょ。

「一人ですか?」
んなわけないじゃん、この程度の英会話すらろくに出来てないのに。
「彼と一緒です。」(先に行った彼を指さす)

「ご主人ですか?」
「いいえ、友達です。」
そろそろいいんじゃない?
後ろもつかえてることだしさ。

「いくら持ってますか?」
「だいたい$500くらい」
「トラベラーズチェックは持ってますか?」
「持ってません」

やっと指紋採取と写真撮影。
な、長かった(==;)
疲れた。
こうやって書き出してみると大したことないけど、その時は本当に長く感じた。
窒息死するんじゃないか、ってくらい緊張した。
挨拶と行き先と目的くらいでいいんじゃないか、と思うけどだめなの?
ともあれ晴れて入国。早くラスベガスに行きたいなぁ。

ポートランドからラスベガスまでの飛行機はアラスカ航空とどっかとどっかのシェア便だから、
彼と隣の席が取れなかった。
しかも3人掛けの真ん中。
窓側は白人の大男。
シートからはみ出して、私の方に肉が流れてきてる。
通路側はアジア系の男性。
小柄で日本人っぽい。
飲み物の頼み方が上手かったから、日本人じゃないかも。
(そんなことで判断?)
特にすることないからうとうとしていると、左側から流れてきた肉が腕や脚にあたる。
ちょっと気持ち悪いかも。

2時間くらいでラスベガス上空に到着。
窓側の大男がちっちゃい窓に張り付いて下をのぞいてる。
ちょっとかわいい♪
私も窓の外を眺める。
ストラトスフィアタワーだ。
ああ、今年もラスベガスにきたんだなぁ。

いつものちっちゃいおじさんがお迎え・・・じゃなかった。
今回はちっちゃいおばさんなの?
いた、いた、おじさんも。
今回も私たちだけ?
「ちょっと前に着いた2人がいるんです。一緒に車に乗ってもらいますから。」
へぇ、めずらしい。
若い男女と一緒に車に乗る。
彼らはトレジャーアイランドに泊まるから、私たちが先に下りる。
「なんでTIに泊まるんだろ。遠いじゃんね、いろんなとこに」
(もちろん車を降りてから。)
ラスベガスは今回で2回目って言ってた。
前回はモンテカルロに泊まったらしい。
モンテカルロはラスベガスの他のホテルに比べてノーマルだから、つまんなかったのかもね。

私たちは去年に引き続き、モンテカルロに滞在。
部屋では寝るだけだから落ち着いてる方がいいってことと、立地、金額から見てもここがベストだと
私は思う。
彼はもっといろんなとこに滞在したいみたいだけど。
パリスとかアラジンとかベラージオとか。
まあ、そのうちね。

車を降りてロビーにいくと、空港で会ったおばさんが先回りして待ってた。
チェックインの手続きとかをしてくれる。
私たちはラスベガス3回目です。
去年もここに泊まりました。
って言ってるのに。
いろいろ話しが長いぃぃぃ
親切で説明してくれてるのはわかるんだけど。
疲れてるの。
お腹も空いてるの。
それなのに、部屋まで付いてくると言う。
これは始めて。
モンテカルロでは、チェックアウト時に精算がないと、専用の箱に専用の用紙を入れる
だけで、チェックアウトが出来るようになっている。
らしい。
去年もあったけ?そんなの。
その用紙を書き込んでくれてる。
さっきロビーで書いてくれれば良かったのに。
人の親切も素直に受け止められないくらいに疲れてる。
だらだらしたいよーーー!!

やっっと彼女が出ていった。
ベッドにダイブ!
これがしたかったのよ。
体を伸ばせるの、何時間ぶりだろう。
気持ちがいい。
で、どうする?これから。

お腹が空いてるから、とりあえずフードコートに行ってピザ。
これも去年と同じ。
だんだんパターン化してきてる。
その後は買い物。
水・カミソリ・風邪薬・いびき防止シール
彼は旅行の2日くらい前に風邪ひいて寝込んだらしい。
あれほど気を付けて、って言ってあったのに。
で、成田で薬を買ったんだけど、量を見てなかったみたいで、足りなそう。
体の大きい人用の薬なんだから、きっとよく効くに違いない。

買う物買ったし、部屋に帰って少し休もうか。
「ちょっとだけ回していこうよ。」
本当にちょっとだけだよ。
今回はちょっと趣向を変えて、スロットマシーンをメインに攻めることにしていた。
だってブラックジャックじゃ、大もうけできないんだもん。
でもあんまり高額な台は怖いので、¢25台を探す。
しかも3コインで回せるやつ。
さらにジャックポットが出た時に、いっぱいもらえるやつ。
広いカジノ内をうろうろ、うろうろ。



やっと台が決まりました。
案の定、ちょっとのつもりがだいぶ遊んじゃったよ。
おおい、そろそろ部屋行こうよ。

今晩はアラジンにあるという、シーフードがいっぱいのバフェに行く予定。
その前に少し寝よう。
zzz
おっとぅ!!もう8:30だよ。いいの?
彼はぐだぐだしてて、ちっとも起きない。
よっぽど疲れたんだね。
旅行のお楽しみはこれからなのに。
大丈夫か?
「まだ起きないんだったら、今の内にシャワー浴びちゃうよ。」
体を伸ばして寝て、シャワーを浴びるって、凄く人間らしい営みって感じがする。
生きてるなぁ
彼も起き出してシャワーを浴びて支度が終わるともう9:30。

「バフェって何時までなんだろう。」
「アラジンのバフェはわかんないけど、大体10:30か11:00ラストオーダーが多いみたい」
「じゃあ行ってみようか。」
はっきり言ってまだお腹は空いてない。
さっき食べたピザがずっしりきてる。
でもあんまり遅くなるとカフェしか開いてなくなっちゃうから、とりあえず出かける。
ラスベガスではだいたいそうなんだけど、アラジンのバフェもカジノ内にあった。
なかなか見つからなくてうろうろしてるうちに、閉店になっちゃってる。
がぁん。ここは早めに閉店なんだね。(T T)
どうしよっか。
「パリスのバフェって、確か11:00までだったよね。」
「そうだよね、そっちに行こう。
パリスのバフェは私たちのお気に入りで、3年連続の来店。
私たちの、っていうか、ここが好きって人は多いみたい。
ちょっと高めなのに長蛇の列が出来てたりする。

お酒はカジノで飲むからワインを1杯だけ。
(カジノではお酒はただ!ウエイトレスにチップ$1くらいあげるだけ。)
お腹いっぱい!
デザートのプリンも美味しかった。
でかすぎるけど。
ラスベガスのバフェではいつも重う。
私の2倍も3倍もでっかい人たちがうようよいて、その人と私、料金が同じ。
私は別に痩せてるわけでも、食が細いわけでもないけど。
不公平だ。
そんなに食べれない。
食べれないのが悔しいよぅ(><)
でもしょうがないよね。
さあ、モンテカルロに帰ろう。

カジノでスロットマシーンを回す。
「いまいちだよね。」
小当たりはちょこちょこくるけど、どんどん吸い込まれてく。
彼が持ってた現金が無くなっちゃった。
私のは部屋だし。
今日はもう終わりにしよっか。

2:00くらいには早々と就寝。
目を閉じてもスロットマシーンが回転してる・・・
彼が大当たりした!!
でもなぜかコインは600枚しか出ない。
不吉な夢だ。

眠ってるんだけど夢をいっぱい見て、(しかも全部スロットマシーン)
意識と無意識の間をさまよってる頃。
彼が何か言った。
大きい声で。
目が覚めちゃったよ。
まだ5:00なのに。
こうなるとしばらく寝れない。
体は疲れてて瞼も重いのに、頭の中はこれ以上ないってくらいすっきり冴え渡ってる。
隣で彼はくぅくぅ寝てる。
のんきなもんだ。
鼻に貼ったいびき防止シールは効果を発揮してるみたい。
起こしちゃえ!!

「目が覚めちゃった。眠れなくなっちゃったよ」
「えぇ・・・?」
「ねぇねぇ。いびき防止シール、効いてるみたいだよ。」
「そぅ」
すっごい眠そうだけど無理矢理起こす。
だって私、寝れないんだもん。
努力(?)のかいあって、だんだん目覚めてきた。

「寝れないなら、もうカジノ行く?」
「でも3時間くらいしか寝てないんだよ。具合悪くなったら困るし。」
「でも寝れないんでしょ?」
「まあそうだけど。」
こんな会話を繰り返して2時間くらいたった。
時計を見ると7:30。てとこまでは覚えてるんだけど、その後は記憶がない。
また寝たんだね。
無理矢理彼を起こしたくせに、何も告げずに落ちる。
さすがB型。自分勝手(^o^)

2日目へ


© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: