闘え!超会社員!
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約1ヶ月ぶりの日記です。え?これじゃあ日記じゃなくて、月記だって?確かに。ごもっともでございます。そのお詫びといってはなんですが、今回はとても大事な話をしたいと思います。とてもとても大事なセルフイメージの落とし穴についての話です。セルフイメージを日本語で言うと、「自己像」ということになりますが、専門的に言うと難しくなりますので、簡単に言ってしまうと、自分は自分のことをどう思っているかということですね。「俺は人前で話すのが苦手なんだよなあ」「私は料理が大嫌いなの」「わしは人見知りする性格なのじゃ」ついつい無意識にこんなこと考えていたり、誰かに言っていたりということ、あなたにも覚えがありませんか?これらもすべてセルフイメージです。考えれば考えるほど、言えば言うほど、どんどんセルフイメージは固まっていきます。ですから、この例のようにマイナスのイメージをくり返し脳にインプットしていると、本当に「そういう人」になってしまうんです。ならばこれを逆手にとって、プラスのセルフイメージを持つようにしたらどうなるのでしょうか?わたしも以前は、「こいつらなんでこんなにバカなんだ」「これは俺のやるような仕事じゃないって」「どうしてこう問題ばかり持ち込むんだ」と、まあこんな調子で毎日を過ごしていたわけです。当時、わたしはIT関連の会社で、業務用アプリケーションの開発を行っていたんですが、元々器用で、何でも人並み以上にできる方だったので、正直言って自分以外の人間がバカに見えて仕方なかったんですね。で、ある時、上司にこんなことを言われたことがあったんです。「お前の作ったソフトには魂が入ってない」「お前はパソコンの画面しか見ていないだろ」「お前が本当に見なきゃいけないのは、画面の向こう側にいる人間の顔だ」わたしは、「何言ってんだい。このおっさん」と、心の中でつぶやきながら、ムッとした顔でその上司をにらみつけていたように記憶しています。そのころのわたしは自分の才能に酔っていたようなところがあって、かなり天狗になっていたんでしょう。でもその一方で、それまでには感じたことがない妙な感情が沸き起こっていたのを今でも覚えています。何か心の奥底に眠っていたものが目覚め始めたというか、スイッチを押されたというか・・・・そのあとも、表面上はそれまでと変わらず自信満々で、周りを見下し、強気で通していたわけですが、心の中では葛藤と闘う日々が続いていたんですね。「お前が本当に見なきゃいけないのは、画面の向こう側にいる人間の顔だ」ことある毎に、この言葉が頭の中でリピートするんです。そんな経験は初めてで、もう、どうしちゃったのかと思いましたよ。でも、ある時気付いたんです。自分の勘違いにどういうことかというと、当時のわたしは自信過剰のあまり、「俺は人より優れている」「俺にかなう奴はいない」といったセルフイメージを無意識のうちに非常に強く持っていたわけです。よく成功系の本には、「自分は成功者であるというイメージを持て」と書いてあります。これもセルフイメージですね。非常に大事なことだと思います。でも、勘違いはNGです。勘違いは歪みを生みます。一見前向きのように見えるセフルイメージでも、自覚のないセルフイメージはプラスにはならないことをわたしはその時の上司から教えてもらったのです。その上司には、今でも本当に感謝しています。そして、その時の教えはわたしにスーパーサラリーマンになるという今のわたしのセルフイメージを生んだのです。
April 13, 2004
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