葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

まなびや理念



 今年2009年は、横浜開港150周年だという。
 開港によって、教育の近代化がはじまり、その後の我が国の発展は教育と深く関わりをもって今日に至っている。時代が変化しようと、教育が人間形成の根幹に深く関わっていることは、これからも変わらない。
しかし、近年我が国の教育はかつてない危機的な状況に陥っていると言っても過言ではない。不登校児童生徒は一向に減少しないこと、国際的な学力の比較による相対的な学力の低下、体力の低下傾向にも歯止めがかからないこと、発達障害の児童生徒への十分な支援が行われていないこと、等々。数え上げればきりがない。
このような状況を改善するために、学校現場に課題を下ろし、現場の工夫と努力に期待する施策がとられてきたが、状況の改善への道のりが見えないばかりか、学校現場の教師は日々の課題に追われ、疲弊しているのが現状だ。
子どもを取り巻く教育現場を根本から変えていく取り組みが今、必要ではないだろうか。

日本型パブリックスクール「葉山まなびや」は地域力を生かしたセカンドスクールとして、地域の学校で学んだことを生かす場、学校現場では十分に学べない多様な経験を積む場、教師を目指す学生や地域の人材を生かして多くの人とかかわりながら、小・中学生に学ぶ場を提供していきたいと思う。いわば、地域がつくる「小中一貫校」だ。
学校が全ての課題の受け皿になることは現実的に無理があり、それは、子どもや保護者の期待に応えることはできない。学校、地域、家庭の3者が共に共通の思いを持ち、それぞれが役割を分かち合って責任をもつ教育環境を整えることが急務だ。
「葉山まなびや」は、NPO法人が設立者となり、地域の様々な人材の協力を受けながら地域の子どもたちのための教育活動を行う地域立の学校である。教育へのニーズ、期待は多岐にわたり、また、めまぐるしく変化している。
しかし、「葉山まなびや」は、そういうものに翻弄されることなく、子どもの心と身体をよりよく伸ばすという教育の原点に立ち返り、自然との対話、感性を磨き、豊かな表現をすること、しなやかな心と身体をつくることを理念としてここに開校を宣言する。




  平成21年6月6日


特定非営利活動法人 学舎KOCO 
理事長  長 塚   諭 

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