葉山まなびや物語

葉山まなびや物語

三つの力



一つ目は、「土の力」だ。
これは、文字通り「土」と戯れ、どろんこになり、粘土あそびをして、畑仕事を通して子どもは育つということだ。

土は、愛情を注げば必ず返してくれる。裏切らない。収穫という結果を返してくれる。


子どもへの「親の愛」も土の力に似ている。
親は子どもに愛情を注ぎ続ければ、子どもは成長という結果を返してくれるからだ。

二つ目は。「風の力」だ。
これは、自分ではどうすることもできないような大きな試練、厳しい状況を乗り越えていく強さを子どもに与えなければいけないということを表している。

風は自分ではコントロールできない。

しかし、その風を避けようとしても傘や壁は壊れるだけ。

風を利用して時分の身をその中に置こうとしたとき、さっきまでコントロール不可能だった大きな負の力がプラスに転じるのだ。

親は、子どもにできるだけ風が当たらないように、自分が風よけになろうとすることもある。
しかし、それは子どもが自分で解決する力を身につけないまま大きくなってしまうことを理解してほしい。

子どもの自己解決力は、「風の力」で育つのだ。

三つ目は「人の力」だ。
人とは、親以外の他人だ。

クラスの友だち、先生、地域の人、様々な人が子どもの回りにはいる。それらの人たちとのコミュニケーション力といってもいいだろう。

人は、人の中でこそ育つのだ。

あこがれの人、目標になる人がいるから自分は努力できる。周囲の人の影響によって自分を見つめることもできる。

最近、周囲の「人」に関心のない子も多い。

周囲に関心がないということは、自分を映す「鏡」がないことと同じで、自分なりの考え方や行動を全く振り返ろうとしない、反省がないから次への課題もなく、なんとなく過ぎていく。

自分を映す鏡であり、自分の道を照らす明かりであり、自分の支えである「人の力」にをもっともっと関わっていくことが必要だ。

子どもを育てる3つの力。


親は、風よけにならず、「土」に徹すること。
時には、親が自ら「風」になり、試練を与えること。

教師は、「土」であり、「風」も起こし、「人」でもあらねばならない。
特に、「風」の避け方、風を利用して大きくステップアップする方法を教えなければならない。

友は「人」よき人間関係を築き、互いの成長を助け合う、そんな関係が大切なのだ。

(2008年4月)

© Rakuten Group, Inc.
X

Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: