すしら・コ・ダイニキ

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ダルスープ



ミックスダル(バザールでミックスして売っているダルが手にはいります。)とベースになるダル(オレンジ色でも黄色いものでもいいですが、薄いもの、小さいものがオススメ)を同量混ぜて水で洗い、水、べサル(ターメリック)、塩、油を少し(吹き零れ防止のため)いれて、圧力鍋で豆が柔らかくなるまで煮ます。
★べサルは入れすぎると特有のえぐみが出るので、大量に入れないこと。
★塩も最初から入れすぎず、出来上がる前に味見をして足りなければ足す。
★圧力鍋で豆類を煮る時は、容量を最高でもなべ半分ぐらいにするのがベスト。
★ベースのダル一種類だけでもおいしく出来るし、ダルがないときはジャガイモを細かく刻んで同じ要領でやるとダルスープもどきが出来ます。

別のフライパンで油を温めてジンブーを黒く焦がして、ダルスープにジャルして(ジュッと入れて)出来上がり。
★ジンブーがなければ、ジラ(クミンシード)、メティ(フェンネグリーク)を同じ要領でジャルしてもいいです。
★スペシャルにしたいときは黒く焦がし終わったスパイス入り油ににんにく、しょうが、玉ねぎのみじん切り、トマトを炒めてトマトがペースト状になったらダルスープと混ぜて、ダニヤ(コリアンダーの葉)を散らして出来上がり。

 ダルスープはたくさんのスパイスもいらないし、簡単に出来ておいしいので「ダルバート」にしなくても、スープだけよく作ります。実際、ダルスープだけを売っているローカルの店もあります。ジンブーがポイント。私はこの乾燥した葉っぱがかなりのお気に入りです。バザールにも売っていますし、私が今使っているものは主人の村からもらってきました。少量でもかばんの中などに入れておくと、にんにくのような匂いが充満する、主張が強いスパイスの一つです。油で焦がすことにより、より香り高くなりダルスープにコクも与えてくれます。ジラやメティも焦がすことにより、同じような効果があります。この何とも言えないコクがあるので、肉を食べていなくても物足りないカンジはしません。ネパールは基本的に野菜は濃厚な味でおいしいので、ベジタリアンとしてでも十分生活できます。ダルスープは最初は日本人は食べなれないので、敬遠されることが多いですが、慣れるとクセになる味です。ダルがなくてもジャガイモで出来ます(ポテトポタージュネパール風といったところ)ので一度試してみてはいかがでしょうか。

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