Luna y Flor

Luna y Flor

プロローグ



まず、中学受験を思い立った理由です。

学区の公立中学がとても荒れていて、授業もロクに成り立たないと聞きました。
ゆとり教育への不安に加え、公立中学から高校へ進学する際の「内申書」もネック!
点数を稼ぐための部活や教師へのゴマすり(?!)など、小太郎には望むべくも無いことです。

小学校での生活も、あまり良くありませんでした。
幼稚園から小学1年生までを、夫の海外転勤により外国暮らし。2年生の時に帰国したけど
幼稚園でしっかり出来上がっているお仲間さん・ネットワークに母子ともに馴染めず(泣)。
ましてや小太郎は日本にいなかったことでアニメなどの話題にもついていけず、、、
「いじめ」に遭いました。
初めて遊びに誘われ、喜んで新しい自転車に乗って出かけて行った時。
誘った子たちに(今思えばいじめっ子集団)公園内で通せんぼをされ
「オマエはこっちを通れよ!」と自転車のまま階段を下りるように強制されました。
タイヤはパンクし、ハンドルは曲がり、小太郎も全身傷だらけになって泣きながら帰宅・・・。
私も一緒に泣きました。
上履きもなくなり、筆箱も見つからない。
ランドセルにぶら下げた、コップ入れの巾着袋のヒモを刃物で切られた時は背筋が凍りました。
物で済めばいいけど、このままでは小太郎の身体が危ない!
ストレスが原因でしょうと言われた慢性蕁麻疹にも悩まされ、チック症状も出ていました。

「あんな子たちと一緒の中学に入れるわけにはいかない!」

母の決意でした。

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