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2008年03月13日
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カテゴリ: たけうちりうと




働く男たちの熱血ドラマ風なお話です。それぞれの事情を背景に思惑や信念は違えども、結果を手に入れようとガツガツ働いています(^^;; 全体の雰囲気がそっちに向かっておりますので、甘味は控え目なのがたけうちさんの作風なんでしょうか。

舞台は沖縄の自然溢れるとある離島。ここに海底トンネルをメインにした海洋博物館が建てられようとしていた。事前調査でトンネルが通る海底付近に遺跡が埋没していることがわかり、遺跡調査のため大学院生である一之瀬が派遣される。一之瀬は調査のため工事休止、場合によっては工事中断もあり得るとトンネル工事の監督達へ説明するが、国土交通省から何の指示も受けていなかった司馬と激しい口論となる。

海洋博建設には司馬の友人である官僚の堂島が絡んでおり、堂島は次の選挙のため、どうしてもこの事業を成功させなければならないと考えていた。海底トンネルは博覧会のメインとなるため工事の遅れは許されないことで、各方面へあらゆる汚い手を使って遺跡調査をつぶそうと動いていた。

現場ではそんな堂島の部下である工作員が一人送り込まれ、一之瀬は決められた期限の中、妨害をうけつつもなんとか調査を続けようとするが、大学から遅れてやってきた教授は離島での生活に耐え切れず、堂島の意向もあって数日で沖縄を離れてしまったり、工作員によって潜水具や舟を流されたりして徐々に追い込まれていく。

その頃、トンネル内で出水するトラブルが発生し、工事を続けるためには固定強化するしかなく、遺跡温存のためその詳細が必要となった司馬たちは、堂島の意思に反し調査に協力したいと一之瀬に提案し、司馬は土嚢を積み上げるためトンネルへ向かう。トンネルでは出水が続き司馬たち作業員は撤収を始めるが、逃げ送れた作業員の救助へ司馬が向かった後、さらに多量の水が出水してきて・・・というお話。

もの凄くしっかりした、ちょっと固めのお話でした。トンネル工事に官僚が絡んでるので文化庁だとか国土交通省だとかの文字が出てきて、読み始めは拒否反応を感じてのろのろと読んでたんですが、だんだんとはまっていって、終盤の出水トラブルではかぶりつきでした(*^^*ゞ

トンネル監督の司馬と官僚堂島は対照的で、二人が友人でいられたのはひとえに司馬の懐の深さゆえだというのが、二人の過去話で明らかになっていて、堂島の極悪人ぶりが浮き彫りに。年齢設定が若すぎるのは若干ひっかかり、なんとなく30過ぎあたりが妥当だったんじゃないかなぁと思ったりしました。

エロは少ないので、ストーリー重視の方向けの、大変面白いお話でした。◎








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最終更新日  2008年03月14日 11時36分39秒
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これ  
comaちゃん  さん
買ってます~。面白そうだなと思って買いました。
やはり面白かったのですね。(^ ^)v
出だしは、固めの文章でしょうか?
う~ん、難しいお仕事なのですね。^^;
(2008年03月14日 17時20分42秒)

Re:これ(03/13)  
海牛888  さん
トンネル野郎の熱いお話ですね。ガテン系といいますか、男っぽいというか汗臭いというか・・・って、悪口になってますが(^^;; 一つトンネルを掘るにしても、色々と問題はあるんだな~と判るお話です。楽しめますよ。
(2008年03月17日 12時47分00秒)

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