伊江島編その11 キンギョハナダイの下で


たっぷり窒素を体内に蓄えてると思われ、何を見ても
へらへらしてにやけてるちょっと気味悪い状態に陥ってる
すずめ娘。フフフ・・・♪

窒素酔いの症状は人それぞれ。
私はてきめんにお酒が入った状態に輪をかけたような
能天気状態。よくしゃべること!何でもなくてもにやけてる
のでいつもおちょくられております。

それはさておき、午後からはやっと凪いだ南の砂地を攻めて
みようということになり、パッチリーフへとボートは進む。
エントリーすると真っ白の砂地が目の前に飛び込んでくる。

ぽつり、ぽつりと海に浮かぶ浮島か砂漠に点々とある
オアシスのように瀬がある。

そこには目の前が見えなくなるくらいのキンギョハナダイが
群れている。不思議に砂地には魚の群れはいなくてよーく目を
凝らすとハゼやウミウシ?!が這っていたりする。

浮島から浮島へといった感じの移動を繰り返し、
しばらくここで遊びましょうのサイン。

喜び勇んで被写体を探し回るすずめ娘。

しばらくしてインストラクターがペンを取り出し
スレートにメッセージを書いて私にみせた。

そこには・・


「水深13mでフィンをこがずに2分間じっとして!」
と書かれていた。


「へっ?!」


どうやらここ数日間のダイビングを見て私を試そうという
ことらしい。それならのってやろうじゃん!と水深13m
近辺に移動、2分間中性浮力をとろうとする。

なんだか思ったより難しい!スーっ浮いたかと思って息を
はこうとするとがくーんと体が下がってくる。
この水深13mというのが大変、曲者なのは感覚的に
解っていた。1ヶ月前はまだドライスーツを着ていたがこの
13mという地点はBCを使って浮力をとるかとらないかの
瀬戸際の水深であり、少しでも10mに近くなるととたんに
浮力がアップする。ドライスーツで急浮上しちゃったりする
瀬戸際もこの位の水深でここで空気を抜き忘れると地上に
さようなら!ということになる。

まあこの時はそこまで思わなかったけれど、どうしても
フィンを動かさないとじっとしてられない。

インストラクターがまたスレートを書く。


「キンギョハナダイでも眺めてみたら?」

キンギョハナダイは知ってか知らずかその下でもくもくと
中性浮力にしくはくする・・
ううっなんでこんなことをしなければならんのだ?!
そこで短絡的な考えが頭をかすめる・・

「フィンこぐなって言うならフィン使わないように
取っちゃえ!」

とたんにフィンをぬごうとするとインストラクターも
少しびっくりしたような顔になるやいなやフィンを預かって
くれた。立ち姿勢でのフィンなし状態・・・・

むっちゃ難しい。
余計に難易度が上がってしまったようでバランスとれず、
砂地におっこちた!

その姿を見て笑ったかどうかは解らないが、スレートに

「まだ難しいね!」

と書いた後バタバタする私をよそにフィンを履かせて
もらった。なんだかインストラクターがやけに嬉しそう・・

見事に失敗したすずめ娘。
なんだか複雑な気分。
これが後に中性浮力をとるための重要なヒントになる
ということは思わなかった。

この話を伊江島から帰ってバディと話をしたらへ~♪と
関心されたが今だに解答が合ってるかよく解らない。

ボートに上がった後はうきうきとした顔をした
インストラクターと話をする。どうやら一所懸命にやって
くれたのが嬉しかったらしく、どこでも連れてったるで~と
言っていた。私も何だか嬉しいねえ~♪

その晩、今日は伊江島の最後の夜。明日のお昼にはこの島を
離れることとなる。長いようで短かった4日間。
今日は友達が丁度お誕生日で最後の打ち上げパーティも兼ね
ての宴会だ。シーモンキーズではパーティのためのテーブル
が並べられて、焼肉のほかに漁師のおじさんい頂いたお魚な
どを焼いて食べる。鮮度が違う!本当においしい!!

宴もたけなわ。友達の誕生日を祝うケーキが運ばれ、

HAPPY BIRTHDAY!

おめでとう!シーモンキーズのオーナーがおサルがフィンを
はいて泳いでる図柄のTシャツを持ってきてプレゼント!
私達はそのTシャツに寄せ書きする。

いいなあ。私も記念の時に沖縄に行きた~い!
と大騒ぎをしながら夜は更けて行くのだった。

えっ?明日の朝早朝ダイブに行くって?
かなんなあ・・5時半起きだよ~


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