ソフトトップ張替え 2


ソフトトップをはがし終え、ここからパッドを外し
ヘッドライナーの交換作業に入ります。
ソフトトップ交換だけなら以下の作業はありません。



ヘッドライナーを交換する為にはパッドも取り外さなければなりません。
このパッドがかび臭さの原因なのでいっしょに交換する事にしたのですが・・・



パッドのリヤ側はタッカーでフレームに留められています
一本々丁寧に抜き取りましょう。

パッドが外れたらヘッドライナーを外します
リヤガラスのフレームを吊っているベルトを外しはがします。



Dピラー部のヘッドライナーの処理がすこし面倒ですが
新しいヘッドライナーを張り、新しいパッドを乗せます。
購入したパッドはウレタンスポンジになっていました・・・
これが後で面倒を起こします。

位置が決まったらタッカーを使って固定します。
ハンドタッカーで苦戦しながら固定しました。


新しいソフトトップを乗せます
サイドテンションケーブルの通し穴に紐が通っているので
その紐を使ってケーブルを通しスプリングに掛けます。



フロント部を被せたら、幌を少し開け段ボール箱等を挟んでおきましょう。



リヤテンションケーブルを両サイドに通します。
この時にソフトトップの後ろの両縁に付くループも通しておきます。


ワイヤーを通し、両端のボルト部にナットをかませます
ソフトトップ後端のループ部の上側にワイヤーを通し
竹べらや角材の治具を使い、ハンマーで叩いてボデーのふちに入れていきます。
この時、徐々にワイヤーのナットも締めていきます。

ある程度までナットを締めていくとワイヤーまで一緒に回る様になります
そのままワイヤーを回し続けるとワイヤーが切れてしまいます
そこで ロングノーズロッキングプライヤー が必要になります。
ロッキングプライヤーでワイヤーを固定してナットを締め付けます。

アメリカからの輸入物の為、ケーブルに使用されているナットは15mmです。
場所が狭いので 15mmの板ラチェット があれば便利です。

一番大事な工程なのに、残念ながら写真がありません。



フロント部を固定し、余分な布はカットします。




取り外しと逆の作業でCピラー部と左右のドアガラス上部を組み付けます。
ソフトトップは G17スプレーボンド を使って接着します。
スピードナット部は布の上からビスで留めてしまえばOKです。

ほかのリベット取り付け部も ハンドリベット を使い留めていきます。

サイド部を元に戻します。後ろ側のビスはソフトトップを貫通させます。



これでソフトトップを張り終わりました。
フロント部に挟んでおいた段ボール箱を取り外し幌を動かして動作確認

ここでトラブル発生!
なんと、幌が閉まりません!
ソフトトップがしっかり収まれば閉まるだろうと、
一晩放置してみましたが、変化がありません。

どうやら、ウレタンスポンジ製のパッドが厚すぎる様です
3日過ぎても、4日過ぎても、叩いてみても変化がありません。
無理をすれば幌骨を変形させることにもなりかねなく
おまけに、パッドを固定したタッカーの針の場所が悪く
ソフトトップ上部にはっきりと跡が浮き出てしまっていることも発覚。


思案した挙句にパッドを古いものに戻すことにしました
ついでに、 エアータッカー をヤ○オクで購入し、
水の浸入や、ガラスフレームを留める事も考え
ステンレスの針も購入しました。

その間にリヤガラスのフィルムも張替えします♪

エアタッカーとステンレスの針が届いたところで
リヤだけ残して張り終わったソフトトップをはがして
パッドを元の物に戻し、タッカーも打ち直しました。

これで幌も閉まるようになりました。






リヤのガラス用の穴を開け、タッカーで固定し余分な布はカットします。



リヤガラスの取り付けは二人で行います、その方法は、
ウェザーストリップゴムの溝に5mm位のロープを一周回し
ロープの端を室内側に入れ、フレームに収め
ウェザーストリップゴムの下側から入れていきます。

外側の助手にガラスを下に抑えながら、下側を押してもらい
室内側でロープを引きながらウェザーストリップゴムを引っ張ります
引っ張るロープの位置に合わせながら徐々に押さえる場所を変えてもらいます
内側の自分と外側の助手のイメージが共有できていないとうまくいきません。
猫の手では役に立ちません!ましてや素人同士では困難な作業です。
自信がなければプロにまかせましょう。

ウェザーストリップ外側のシーリングも忘れずに。



ソフトトップの張替えが完了しました。
これでオープンにできるようになり、雨漏りもピタリと止まりました。

耐久性はブログ上で報告していきます。

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