深みにはまる夫
見たときのこと、
確か、「せきらら白書」とかいって、
夫婦がテーマだった。
その中で、詳しくは覚えてないんだけど、
「結婚生活を長続きさせるベスト10」
のようなアンケートをとっていたのね。
ついつい、うちの場合と比べてたら、
例えば、夫婦一緒の寝室で寝るとか、
週末は2人だけで出かけるとか、
1年に1回は旅行に出かけるとか何とか
10位から2位までのことは、すべて実践
していたのに、肝心の1位が抜けていた。
それは、「結婚記念日を祝う」だった。
アメリカの夫はね、やっぱり結婚記念日に
花やカードを贈ったりしてね、
そういうのって自然にできてるんだな。
周りの友達の話を聞くと。
なのに、うちの夫はゼンゼン祝うどころか、
覚えてもいない。
私の誕生日もね、もう何週間も前から
「もうすぐバースデイだよ～。」と
言い続けない限り、きっと忘れると思う。
そんな調子だから、結婚記念日までわざわざ
言い続けるのは、なんだかはりあい無くって。
だって、いい加減シラけるよ、実際。
前にも書いたとおり、
うちの夫は、誕生日のプレゼントを
ホームセンターで買うような超実用品を
買うようなタイプだから、
アイテム選びのセンスは無い。
それでも、結婚したての頃はピアスとか、
ネックレスだとか、アクセサリー系を
お願いしていた。
でもね、センスナッシングだから、
「チョッとこれは着けられないなあ」って
いうのを贈ってくれたりしたんだよね。
(それは、てんとう虫の形のピアスとか)
だけど、わたしがそれらを着けないから、
その後のプレゼントはことごとく、
実用品へと変っていった。
(圧力鍋とか、お風呂用品とかにね)
まったくもって、お中元みたいな感じ。
夫、深みにハマるの巻・・・。
あげくの果てには、
「君の欲しいものわっかりませ~ん。」
と言い出す始末。
でも、妻は思うのだよ。
花束の1つやカードをなぜ贈れないのかと。
これを言っちゃうと、
もらった後でもむなしいんだよね。
(でも、言ったけど)
まあ、普段優しくて理解力のある夫に
あれやこれやと言い過ぎるのは
止めよう。
そういえば、
この前、デパートのセールがあって、
新しいおなべセットを買ったんだ。
その時、ステーキナイフのセットを
見る夫の目が光っていたから、
次のプレゼントはきっとあれだな。
はぁ～。
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