シャチョ~が行く!

シャチョ~が行く!

第十二章 ~終幕~




「あっ・・どうも・・・」


何故だろう、頭がもうろうとしてくる。

こいつの顔には何か「見たら死ぬ」的な要素があるのか?


さて、考えてもみてほしい。

友人またはそれに同等する人物が、旅行先から帰ってきたとしよう。

普通ならどうする?

俺ならまずは「土産の催促」をする。

というか、これしかしない。


大先生?そりゃあ大きい存在ですよ。いろんな意味でね。


「お前素振りしてたけ?wwww」


…奇跡的な言葉だ。

もうこれは賞賛するしかないな、彼の栄誉をたたえて、本当のことを話そう。


「いえ!してませんでした!」


「なんでやねんぼけぇ!www」


ふむ、冗談ではなさそうだ。

どうやら本気でこの言葉を口にしたみたいだな。


「すいませんでした」


皆がびっくりするほどの常套句を口にすると、


「よろしいwwwwww」


おい、大先生。

お前はあれか?コントとか好きか?

好きなら吉本興業でやってくれ、俺を巻き込むな。


お土産をぱっぱと渡して、引き止める大先生を尻目に俺は立ち去った。


………
……
…


いやぁ思い出すと鳥肌が立つねぇ。

涙もどんどん出てくるよ。


ところで大先生が今後輩全員にフルボッコを受けて練習に来てない事は言ったよな?

そんなこんなで、俺のこの回想の日々も終わりを告げようとしているわけだ。

続く?そんなわけねぇ。

続いて欲しいと願うならば、それは大先生の罠にまんまとはまったのだ。


そうこう言っていると、俺の後ろから殺気を感じた。




「おいシャチョ~!wwさっきから大先生って言ってるけど誰のことや?wwwww」


(おわり)

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