2005年12月06日
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カテゴリ: OPERA
Jacques Offenbach : Les Contes d'Hoffmann
Opera in 5 Acts
Sung in French with Japanese Supertitles
OPERA HOUSE

STAFF
Music by : Jacques Offenbach
Original by : Ernst Theodor Amadeus Hoffmann
Libretto by : Jules Barbier / Michel Carré

Conductor : Ban Tetsuro
Production, Scenery Design and Lighting : Philippe Arlaud

Choreographer : Ueda Haruka
Revival Director : Taoshita Tetsu
Stage Manager : Onita Masahiko

Chorus Master : Misawa Hirofumi
Chorus : New National Theatre Chorus
Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra

Produced by : New National Theatre, Tokyo

CAST
Hoffmann : Klaus Florian Vogt
Nicklausse, La Muse : Kanoh Etsuko
Olympia : Yoshihara Keiko

Giulietta : Morita Masami
Lindorf, Coppélius, Miracle, Dapertutto : James Morris
Andrès, Cochenille, Frantz, Pitichinaccio : Aochi Hideyuki *
Luther, Crespel : Peng Kang-Liang
Hermann : Kuroda Satoshi

Spalanzani : Shibayama Masanobu
Schlemil : Izumi Ryohei
La voix de la mere, Stella : Hayashi Michiko

オッフェンバックの歌劇「ホフマン物語」
2005年12月6日(火) 東京・渋谷 新国立劇場

全5幕【フランス語上演/字幕付】
平成17年度(第60回記念)文化庁芸術祭協賛公演

スタッフ
作曲 : ジャック・オッフェンバック 
原作 : E.T.A.ホフマン 
台本 : ジュール・バルビエ、ミシェル・カレ 
指揮 : 阪 哲朗
演出・美術・照明 : フィリップ・アルロー
衣裳 : アンドレア・ウーマン
振付指導 : 上田 遙
再演演出家 : 田尾下 哲
舞台監督 : 大仁田雅彦

合唱指揮 : 三澤 洋史
合 唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽 : 東京フィルハーモニー交響楽団

主催 : 新国立劇場

キャスト
ホフマン : クラウス・フロリアン・フォークト
ニクラウス/ミューズ  : 加納 悦子 
オランピア : 吉原 圭子  
アントニア : 砂川 涼子  
ジュリエッタ : 森田 雅美
リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット : ジェイムズ・モリス
アンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ : 青地 英幸 *
ルーテル/クレスペル  : 彭 康亮
ヘルマン : 黒田 諭
ナタナエル : 渡辺 文智
スパランツァーニ : 柴山 昌宣
シュレーミル : 泉 良平
アントニアの母の声/ステッラ : 林 美智子


おもしろかった! 楽しかった! すばらしかった。
タイトル・ロールの クラウス・フロリアン・フォークト がす~~~~ばらしい。高音で、まっすぐな声のテノール。
ルネ・コロのような声。「魔笛」のタミーノさまそのもの、というイメージ。
背が高くて、185はあるだろう。背が高いから、最初上手から出てきたときに、声が高いのでびっくり! うれしい驚き。
髪は薄い茶色で、ライトで金髪のようにきらきら輝く。
目はブルーで大きい。
彼は来年メトで、なんとローエングリンでデビューすると聞いて期待していたが、そういうワーグナーの高音のヘルデンテノール向きです。何しろ、声量もすごい! 彼のタンホイザーとトリスタンも聞きたい!

実はもちろん、ジェイムズ・モリスを聴きに行ったのが主眼だったんですけどね。こちらは渋い! METのニュルンベルクのマイスタージンガーのハンス・ザックス、すてきなおじさま、という雰囲気で、もちろん、この時よりはだいぶお歳を召していて、髪がシルバーグレイになっていた。これは地毛の色かしら? 彼が演じると、ものすごい「悪魔」には見えないのです。
声は低くて、ヴォータン! そして「魔笛」のザラストロさま!という感じ。
この主役二人がすばらしいので、やはり舞台全体の求心力が違います。
モリスさん、目つぶって歌ってるわ~と思ったら、ふつうでした。クラウス・フロリアン・フォークトと目の大きさが違いすぎ。

アルローのセット、美術にきょうも驚きました。
特に第2幕のアントニアのセット。

それから言っておきたいのは、予習で、シコフ/ターフェル版の「ホフマン」を聴きました。これがものすごく!!!!!すごい舞台で、これに関して語りだすと止まらなくなるので、きょうはなるべく詳しくは語らないようにしたいと思います。

それから、オッフェンバックの音楽がすばらしい! 誰でも知ってる有名な曲や、1回聴いただけで覚えるような馴染み深いメロディーなど全編に美しい音楽がちりばめられていて、すごく親しみ深いオペラ。作曲者もきっとこういう作品のような性格だったのでしょう。すごく楽しい音楽。こんなにオペラって楽しいものだったのね、と思う。
オッフェンバックはモーツァルトが大好きだったそうで、この作品はまるで「ドン・ジョヴァンニ」へのトリビュートそのものなのです。
3人の女性、といい、女性遍歴といい、似ているところが随所に出てくる。
モーツアルトは自分のオペラで自分の作品を引用していたが、オッフェンバックはモーツァルトを引用していた。

※ここからネタバレ注意。

第1幕(プロローグ) ルーテルの酒場

真っ黒なカーテンに浮かび上がる、白い酒瓶、ジョッキ、コップ。吊り下げられている。きょうは吊り下げ系多かったです。
そしてダンサー達が手に白いコップや酒を持って踊っている。白い手と足だけが浮かび上がっている。これは酒の精たち。
ミューズが現れる。ミューズは白い長いドレスだが、あっという間にニクラウスに変身する。
プロンプターボックス(?)の上に置いてあったジャケットとシルクハットを身につける。

下手に酒場。上手にドン・ジョヴァンニ出演女優たちの控え室のドア。
下手からドンナ・アンナ、ドンナ・エルヴィラ、ツェルリーナ、と名札がかかっている。ドンナ・アンナの部屋の前だけ、花束が山積みになっているのでこれがステッラの役なのだなとわかる。

その前にやってくる、白い長いコートの男。上院議員のリンドルフ(ジェイムズ・モリス)だ。彼はプリマドンナのステッラに横恋慕している。彼女の恋人はホフマン。彼女がホフマン宛に書いた手紙を、彼女の付き人のアンドレ(青地 英幸)を買収して横取りし、部屋の鍵を奪う。
しかしこのモリス演じるメフィストフェレス的役回りの男(たち)(リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット)はどうしてこんなにホフマンを憎んだのだろう。

酒場で人々が飲んでいる。
「ホフマンはどこだ!」
「酒で殺しちゃったのか?」
友人のナタナエルとヘルマンは酒場の主人、ルーテル(彭 康亮)に詰め寄る。この人すばらしい声で、ジェイムズ・モリスと比べても遜色なかった。ブラボ。
酒場で飲む客が全部鼻が、付け鼻なの~ これって日本人に対するジョーク?
誰か笑ってくれ、頼むから。

そこへ上手から現れたホフマン。友人のニクラウスがいっしょだが、彼は実はミューズが彼を監視するために化けている仮の姿。メゾ・ソプラノの女性が演じている。ミューズはホフマンが好きで地上の女性に渡したくないと思っている。
ニクラウス(加納 悦子)はドン・ジョヴァンニのレポレッロの冒頭の歌を歌いだす。
♪Notte e giorno faticar~
の部分。
「やめろ!」とホフマンは怒る。どうもニクラウスは歌が下手、という設定らしい。ニクラウスはホフマン(ジョヴァンニ)にとってのレポレッロだというほのめかし。

皆は待ってたとばかりにお話をせがむ。ホフマンは詩人で音楽家。
彼はクラインザックの歌を歌いだす。
「クリック、クラック、クリック、クラック、
 ヴォワラ、ヴォワラ、クラインザック…」(※動画リンク参照)

すばらしい~
シコフのすごすぎる、壊れまくってる演技のレベルに達してはいないが、ともかく声はすばらしい。
フォークトは悩み多き詩人には見えない。金持ちのお坊ちゃんのような雰囲気。酔っ払っていても悪酔いではなく駄々こねてるみたい。
クラインザックの歌の途中で、彼は急に遠い目になり、今までの人生を振り返る。過去の彼の不幸な女性遍歴に思いを馳せる。コミカルな歌から一転、まじめに美しく歌う。ほんとにすばらしい。
友人達は彼を現実に引き戻す。
ホフマンはステッラには3人の女性が宿っている、と語りだす…

Part2





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最終更新日  2005年12月10日 13時09分15秒


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