東京六人組@J:COM浦安音楽ホール

100万ポイント山分け！1日5回検索で1ポイントもらえる

8271181

ホーム | 日記 | プロフィール

2021年02月13日

カテゴリ：カテゴリ未分類

2021年2月13日（土）14:00開演
J:COM浦安音楽ホールコンサートホール

三浦友理枝（ピアノ）
上野由恵（フルート）
荒絵理子（オーボエ）→東響首席
金子平（クラリネット）→読響首席
福士マリ子（ファゴット）→東響首席
福川伸陽（ホルン）→N響首席

ダンディ：サラバンドとメヌエットOp.72

プーランク：六重奏曲FP100

後半

リヒャルト・シュトラウス：「サロメ」より　7つのヴェールの踊り(磯部周平編）

ラヴェル：ラ・ヴァルス(浦壁信二編）

アンコール

フランセ：恋人たちのたそがれ, 3. Les petits nerveux

＊＊＊

木管五重奏＋ピアノ
のユニット
ちょっと珍しい

メンバーがものすごい。
ほぼ在京トップオケの首席
彼らの売りはオーケストラのようにオーケストラの曲を編曲して演奏することだ。
言ってみれば
メッシとロナウドとネイマールとイブラヒモヴィッチが一緒のチームでサッカーするようなものです。

すごかったです。
天才的な彼らだがソリストとして立とうとせず
あくまでオーケストラの一員のようにアンサンブル重視でひたむきにPLAYするところが心憎い。

しかも彼らが弾く編曲されたスコアはほぼ彼らのために特別に委嘱されたもので、編曲者が二人とも会場で聴くというすごい世界でした。

リヒャルト・シュトラウスの歌劇「サロメ」から7つのヴェールの踊り。
この編曲者は元NHK交響楽団首席クラリネット奏者の磯部周平さんで今回世界初演。

ラヴェルのラ・ヴァルスの編曲者、浦壁信二さんは作曲家でもある。
本当にまるでミニオーケストラだった！
こちらは所沢ミューズ、アクロス福岡に続いての演奏とのことでした。

アンコールはフランセ
「恋人たちのたそがれ」

彼らは夏にこの後半二曲をレコーディングし、
12月に浜離宮ホールでCD発売記念コンサートを行うそうです。

今回はもちろん以前から注目しているオーボエの荒さんとホルンの福川さんが目当てだった。
荒さんの音色は本当に美しい！生き生きしている。大好きです。
福川さんはびわ湖ホールで「ジークフリート」のソロホルンを担当し、そのすばらしさに魅入られたのだ。すばらしい思い出。今回は編成が小さいので、ホルンだけに大きい音を出せないので大変そうだが夢見るようなホルンの音色を堪能した。曲に合わせてさまざまな音色を繰り出してくるのでびっくり。
ファゴットの福士さんの音色もとても魅力的だった。

ダンディ：サラバンドとメヌエットOp.72

　前半が陰鬱で後半軽快な曲。

プーランク：六重奏曲FP100

　プーランクだなと思わせる、なんとも不思議なユーモアにあふれる曲。

リヒャルト・シュトラウス：「サロメ」より　7つのヴェールの踊り(磯部周平編）

　「サロメ」は生演奏は、オペラ上演とコンサート形式の上演を過去に多数回聴いている。ザルツブルク音楽祭、ヴェルザーメストの指揮で聴いているほか、NHKホールで2回（デュトワ他）や東京二期会のサロメ(読響のはず）、新国立劇場で複数回。
　管の音色はぞくぞくするほど美しいのだが、やはり弦と打楽器がない（ピアノが打楽器担当）のでそれなりには聴こえる。森谷さんが踊っているのが脳裏に浮かんでしまった。弦楽四重奏ユニットとジョイントしてやってもらえばまさにミニオーケストラになると思うけどだめかな～～

ラヴェル：ラ・ヴァルス(浦壁信二編）

　最近真央さんで2回聴いているけど、オケ版に基づく編曲ということでまったく違う。やっぱりわくわく感半端ない。ピアノはハープと打楽器の担当になる。
　この編曲された方、浦壁信二さんは以前もこのユニットの、デュカスの「魔法使いの弟子」（デュカと発音していた）を委嘱された。その時は簡単にし過ぎてしまって「簡単すぎる」とやり直しを命じられたそうで、やっぱり世界最高レベルの奏者たちならではのエピソード、苦笑してしまいました。今後も新しい作品を手掛けてもらうのが楽しみですね。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう