★~・.。☆道草☆。.・~★

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第一章


愁達が通う学校は桜風学園と言う。
春になれば桜の花が風にのってものすごく綺麗だからこの名前になったらしい。ちなみに王風学園なのだが桜風学園と書いても大学や高校には通る。

六時五十分ほどに愁達は学校についた。
葵はバスケの朝練に行った。
愁はテニスコートに向かうことにした。
テニスコートにはもう部員がほとんど来ていた。
朝練は自由参加で、たいていがシングルスか乱打の自主練だ。
愁はあんがい上手く、顧問から一年レギュラーになれるかもな。
と言われた。
先輩達に挨拶で軽く頭を下げ、ロッカーに向かっていると後ろから、
『おーい愁ー。』
愁が後ろを向いた。
そこには菊池鷹がいた。
菊池鷹は愁より身長が低く、成績も中の下ぐらい。
しかし、テニスは愁より上手い。
彼は現在レギュラーだ。
『あぁ、鷹か。おはよう』
愁はいつものように言った。
『どうしたのよ、昨日。体長不良かい?』
『あぁ、ちょっとな・・・』
鷹が不思議がりながら愁を見て
『・・・そうか』
『そういや、昨日杉谷さんがレギュラー発表するとかいってたな』
愁が頭をかきながら鷹に言った。
鷹は上を向き、考えながら
『いってないな・・・そういや』
『そうか・・・まぁお前は入るな』
『決め付けるなよ!まぁ愁もはいれるさ・・』
鷹が戸を開けながら言った。
『さあな。乱打するぞ』
『は~い』
二人はそういいながらコートに向かった。

『お姉ちゃん!!おきなよ!もう七時だよ!』
そういいながらフライパンとふらいがえしでパンパンたたきながら
戸の前に立っていた。
奏千里だ。
彼女は背は小さく、ショートカットで奏楓の妹。
妹と言っても双子だ。
千里はしっかり者で、楓はのんびり者。
しかし、頭は楓のほうが賢い。
『もうちょっとだけいいでしょ~』
楓が怠けた声で言った。
『だ~~~~~~め!!』
千里はそういいながらバンバンたたいた
『あぁ~~~~もぉーーーーうるさい!!せっかく白馬の王子様が出てきた のに!!!私のひと時の安らぎの時間を壊したなぁ~』
『何言ってるの!早く起きないと間に合わないでしょ!』
こうした姉妹喧嘩はいつものとおりだ。
『もぉ!』
 いつものように楓が怒りながら起きるのが日課だ。
朝ご飯は千里が作る。弁当も千里だ。
夕ご飯は楓が作る。
両親は父親が単身赴任でいない。
母親は朝から夜まで仕事に行っている。会えるのは夜だけだ。
『ねぇ~ねぇ~愁とはどうなのよ~』
『ど、どうって!?』
千里が焦りながらいった。
『チューとかしたの~?』
楓が笑いながらいった
『そ、そんなぁ~・・・って今そんな話しなくていいでしょ!!』
『まぁーまぁー照れちゃってぇ~』
『もぉ!私先行くからねぇ!!』
『あぁ、待ってよぉー!』
二人は学校に向かった・・。

第二章へ続く


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