相良人形(山形)


 東北三大人形の一つ(大きさという意味ではない)で、京都伏見と仙台堤の影響を受けながらも独自の人形が成立しました。

 文化、文政の頃を最盛期となりましたが、その後いったん廃絶、昭和42年に現在の作者(七代目、相良隆氏)により再興された物です。
 特徴としては、全国にも珍しく人形の呼び名が作者名であること、相良人形は相良さんの作ということになります。
 全国的に人形名は地名をもって言うことが多い中異例と言えるでしょう。

相良人形(山形)


 型も多く、色にも独特の工夫が見られます。
 特に赤の絵の具は、山形特産の紅花から作られており他に類を見ません。

 写真の猫は高さ約13cmで、猫というよりもどこか犬や狐を思わせる顔立ちです。
 体の前まで回ったしっぽも郷土玩具としては比較的珍しいものです。
 シンプルな中にも洗練された姿で、愛好者も多いようです
古作の中にはもっと色彩の多いものもあったようですが。
 招き猫は、色の点で他の型「前帯女郎」などより地味に思えます。
 なお、相良人形には、福次郎の住む大阪「江口」にちなんだ「江口の君」という白い象にのった女性の人形があります
。これは江口の君と(遊女妙)と西行法師の歌問答を題材に制作されたものと思われます。
 江口に江口なし、相良に江口あり。
 このことも福次郎が江口土人形をはじめる動機のひとつとなりました。




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: