運河で囲まれたブルージュ。ハンザ同盟の町として15世紀に最も栄えたそうです。
当時は海岸が近くに迫っていて、交易に有利な土地だったようです。
その後、海岸線の後退で港の役割を果たせなくなって、アントワープにその座を譲ります。
そうして忘れられた街は「死都ブルージュ」として19世紀に再発見されることになります。
橋を渡るとそこが中世の入り口。
まず訪れたのが、ペギン会院(現在はベネディクト女子修道院)で、世界遺産に指定されています。(右写真)
白壁の建物の落ち着いたたたずまいときれいに手入れされた庭が、女性の生活する場らしく気品にみちています。
かの皇太后・美智子さまが結婚前、こちらに滞在して、自らの今後について思索されたとか。
どちらの方向を向いても絵になりそう。ついつい写真を撮ってしまいます。
運河のある風景。ときおり観光の船がとおって、私たちに手をふってくれました。
結構みかけたのがベビーカーを押して観光している欧州人。石畳もなんのその。
ああ、私も子どもと来たかったなあ。
真ん中の写真はもと、革をつくるグルドハウスだったところ。
建物の飾りかと思ったら、その製作工程をレリーフで示しています。
愛らしい花で窓を飾っています。こちらの国では道行く人のために家を飾るのだそう。
かつて町の中心だったブルグ広場の(左写真)の聖血礼拝堂です。
12世紀、この地を支配していたフランドル伯が十字軍で遠征して持ち帰った、キリストの血を奉納しています。
ブルージュはボビンレースが有名。お店のショーウインドウです。
現在の中心マルクト広場に面したギルドハウス。レストランになっています。
緑の日よけがカフェっぽい。それぞれのお店の前ではおにいさんが客ひき。
うちのほうがおいしいよ!って。
店先ではバケツいっぱいのムール貝をむしゃむしゃ食べてる人がいっぱい。
マルクト広場でひときわ高くそびえたつ鐘楼。
これが聖子ちゃんの歌の「きれいな鐘の音」の正体。
おみやげものやさんのショーウインドウにビールがずらり。
ベルギーといえばビール! 毎食、地ビールをのみました。だって水より安い・・・
ビールは必ず専用のグラスにそそがれてでます。ワインを飲むようにおしゃれ。