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2018年03月21日

ポマール99（ロベール・アンポー）

テーマ：今日のワイン(6026)

カテゴリ：ブルゴーニュ・コルトン・ポマール・ヴォルネイ

ワインに傾倒し始めた頃、エノテカさんで70年代、80年代、ときには60年代のものをよく買ってました。
ムルソーが本拠ということで、本来白が著名な作り手ですが、今回は99年のポマールが安く出ていたたので、試しに購入。99VTもすでに20年近く経っているんですね〜。

ラベルは一見、上から貼り直されたように見えます。しかしよく見ると、これで一枚の紙のようです。印刷機器かラベルの仕様上の問題ですかね？

濃い色調のガーネットでエッジはくすんだオレンジがかっています。
香りは、お、いいですね。黒系果実のドラフルーツやリキュール、ドライプルーン、イチジク、スパイス類、麦わらなどの熟成を感じさせる香り。
味わいはかなり熟成が進んでいて、果実味はまさに乾燥イチジク的フレーバー。やや危ういぐらいの過熟感がある一方で、酒質は思いのほか枯れておらず、力強さすら感じるものです。
もともと99年という強い年、そしてポマールという強いAOCであることに加えて、コルクが真新しかったことから、出荷時に少し若いワインを足してリコルクしているのかもしれません。そう考えると合点のいく味わいです。
フィネスがあるとか、陶然とさせられるというような熟成古酒ではないのですが、ピノ・ノワールが熟成するとこういう味のベクトルになるんだな、と肌で感じさせてくれる、わかりやすい一本だと思います。このご時世においては、値段も相対的に安いですし。また機会があれば他の銘柄も飲んでみたいですね。

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