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2024.09
2021.09.23
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茗荷が安かったから 買ってきたものの、

思いつきませんでした。

そこで検索してみたところ、
「無限茗荷」なるものが、あるらしい。


つくってみました。

茗荷を刻んで、塩をして、
(たまたま 冷凍してあった)シラスと 混ぜて
ごま油で和えて、できあがり。



レシピでは、醤油だの、化学調味料だの、
加えるべきものは 他にもあったのですが、
私には、これだけで、十分。

噂通り、美味しかったー。

ちょっと多めにつくったので、
残りは 冷蔵庫に入れてあります。


茗荷を食べるとモノワスレが激しくなる、とかって、
言わなかったっけ?

最近、尋常でないくらい いろんなことを忘れる私は、
茗荷を食べるべきではないのかもしれないけれど。

ネギ系はダメなのに、

大好きなのよね。


茗荷を刻んでいるとき、父のことを 思い出しました。

父が入院していたとき、よく、
「病院食は マズくて食えない(訳:味付けが薄い)から
茗荷の塩漬けを持ってきてくれ」と言われ、


茗荷を千切りにして 塩をするだけなんですけどね。
(あと、梅干も、ね。)


病院の食事、ほんとに そんなにマズいのかな?と、
父の残りものを つまんでみたことがあるけれど、
薄味好きの私には、美味しかった。

というよりも、「え?こんなに味が濃くて、いいの?」
と驚くくらい、十分な味付けだった。
(ふだんの私の食事よりも、よほど 味が濃い。)

まあ、父も母も雪国出身だから、
どうしても、濃い味のものを 好むのよね。
しかたないわよね。


入院食と言えばさ、30年近く前になるけれど、
母が、糖尿病の教育入院をしたことが ありました。

そのとき、やはり、「病院食は マズい(訳:味付けが薄い)」
と言って、私や妹に、
「梅干を持ってこい」「塩からを持ってこい」と命じ、
それに従った私たちは、発覚後、父に怒られたっけ。

「なんのために、入院してると思ってるんだ!
おまえたちも、お母さんのワガママに 付き合うな!」
って。

・・・あの母を、そんなワガママ(が許される)人間にしたのは、
ほかならぬアンタ(父)じゃないかっ
と思ったけどね。

めんどくさいから、黙ってた。


でもさ。
お父さんだって、自分が入院したら、
結局、同じこと、言ってたじゃないかい。

まあ、父の場合は、食事が関係する病気ではなく、
お医者さんからは
「体力を保つために、何でもいいから、食べたいものを 食べて」
と言われていたから、同じ状況ではなかったんですけどね。

結局、体力をつけようにも、追いつかなかったけどね。


そして 昨年、妹が外傷で入院したときは、やはり
「『食べるラー油』を買ってきて」と。

なんなんだ?
この家族は(笑)!?

でも、2ヶ月ほど入院していた妹は
ほぼ寝たきりだったにも関わらず、6キロ痩せて
出所 (← おい、こら)退院してきたから、
病院食って、やっぱり 健康食なのね。

断食道場みたいなもの(← おい、こら)なのかしらね。


そんなんでね(だいぶ 話が逸れたけど)
茗荷を刻むたび、父を思い出すわけですよ。

茗荷だけではなく、桃を見るたび、梨を見るたび、
父を、思い出します。

食欲が落ちた父のために、あの頃、よく、
桃やら梨やらを切って、タッパに詰めて、
持って行っていたから。


私の手元には、父の位牌も遺骨もないけれど、
美味しいお酒を買ってくれば、
いつも先祖供養に使っている短冊の前に、お供えします。
(お茶を飲むときも、珈琲を飲むときも、ね。)


なんか、私、
ちゅぅちゃんとか、お父さんとか、いなくなったひとばかりを
見ているようだけど。

配偶者(私から見ると、母)ですら、
その存在を忘れてしまっている様子を
見ていると、ね。

※ 母は認知症だから、下手に父のことを思い出すと
「パパ、どこ?」と 言い出すので、めんどくさいのだけど。
デイサービスに新しいBFができて、元気に やっています(爆)

後ろ向きでも なんでもいいから、
この世界から 物体として消えてしまった存在を
身近に感じているヤツが、
ひとりくらいいても、いいんじゃないのかな。

そんなふうに、思うのです。


ありがとうございます。





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Last updated  2021.09.23 22:26:59
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