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今日、自民党の総裁選で安倍さんが当選しましたね。どの新聞・テレビをみてもそのニュース一色で、まるで総理大臣誕生の瞬間の様な扱いで国民の期待・関心の高さがうかがわれました。少し前に行われた民主党の総裁選の扱いが、仮にも与党であって総裁イコール総理大臣であるにも拘わらずほぼスルーされていた事を考えると雲泥の差で、もはや民主党が死に体であることは国民全員の共通認識になってしまっているのだと再確認出来て少し面白かったです。現在の状況は何を置いても外交・安全保障が最優先される時期ですので元防衛大臣の石破氏が有力との下馬評でしたが、石破氏の歴史観は意外にも左翼寄りな部分が目立つために私はトータルの外交・歴史観では安倍氏が勝ると思っていましたので、これで良かったのではないかと思います。中国・韓国が早くも極右の総理大臣候補として警戒をしているようですが、彼等の何の論理も通っていない狂った主張を撥ね退ける必要がある現在ではその位で丁度良いのではないでしょうか。前回は道半ばで終わってしまった・憲法9条の見直し・従軍慰安婦問題に関する『河野談話』の破棄・南京大虐殺の否定・靖国神社参拝の自由などなど、本来ならば当たり前である『戦後レジウムからの脱却』を見事に達成して頂きたいものです。唯一の懸念材料は安倍氏が潰瘍性大腸炎を患っている事でしょうか。安倍氏は2年前から、21年12月に発売された「ゼリア新薬工業」の新薬「アサコール」を常備薬とする事によって症状がかなり良くなったそうですが、 病気の本質が自己免疫疾患であるため完治は難しく抗炎症作用が働き下痢などの症状を抑えているだけです。 果たして総理大臣を4~5年も続ける事が出来るのかそこは不安ですが頑張って欲しいですね。毎年総理が変わってその度に政策がコロコロ変わるのは見たくありませんから。
2012.09.26
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この一年間で一番面白かった本を紹介します。ワイルド・スワン(上)ワイルド・スワン (中)ワイルド・スワン (下)この3冊です。言うまでも無く現在の日本と中国の関係は非常に悪いのですが、『最近の中国の暴動がどうして起こるのか』が、この本を読むと実感として理解出来ます。その内容ですが、纏足を強いられた最後の世代である著者の祖母、共産党員として革命に燃えた人生を送る母、大躍進・文化大革命という狂った時代で青春が過ぎ去った著者本人の3人の人生を描いたノンフィクションです。軍閥の妾として生きた祖母が纏足された足で内乱や抗日戦争から逃げ回ったのも凄まじい。共産党と国民党の内戦の中で女ながらに革命戦士として戦い、何度も命を落としかけた母の時代も凄まじかった。しかし、共産党の支配が確立されてからの毛沢東の圧政の前には全てが霞んで見えるくらいぶっ飛んでいます。大躍進によって農業の生産性が壊滅的に破壊され、鉄屑の生産という狂気の沙汰のために森林伐採が進み環境破壊が取り返しのつかない水準まで進んでしまった。文化大革命では社会的地位のある人々が非国民としての謂れのない汚名を着せられ、次々と殺されていく。民衆は極度の恐怖状態に陥れられ経済活動は殆どストップ。大躍進は経済オンチな毛沢東の狂気の政策のおかげ、文化大革命は毛沢東の復権闘争のための自作自演であり、全ての混乱は毛沢東という共産主義に狂った思想家によってもたらされた人災なのですが、当時は情報が遮断されていたために末端の民衆には何が起こっているのか分からなかったそうです。当然、外国にも中で何が起こっているのか分かりません。著者の父が共産党幹部であったために著者にはある程度の情報が入り、それを断片的に繋ぎ合わせる事によって全体像を把握し諸悪の根源が神格化された毛沢東にあると確信を得るのですが、特権階級にあった人でないとこういう本は書けなかったのでしょう。そして読んだ後の感想ですが、共産主義社会とは基本的に密告社会であり、他人を攻撃する口実をでっち上げればそれが『反革命分子』の証拠となってどんな暴力でも容認されてしまいます。現在ではその傾向はほぼ無くなったと言われる事もありますが、今回の反日デモで毛沢東の写真を掲げているのを見てこれは本質的に文化大革命と変わらないと感じました。中国という国に民衆の自由なんて全く無い訳ですからデモは官制デモ以外には有り得ません。ですから毛沢東という破壊神を掲げる極左派を見てこれは中国内部の権力闘争がデモでカモフラージュされているという側面が強く、まさに軍部主導の文化大革命の導火線という印象を受けます。これから過激派が勝つのか、現実派が勝つのかは分かりませんが、反日暴動はこれからが本番という事は言えるでしょう。まあシナなんて100年に一度ペースで文化大革命に近い事が行われている訳ですから、本質的な民族性なんてのはあまり変わらないのでしょう。こんな国に販売店くらいならば良いのですが、工場を作ってしまった日本の製造業は何を考えていたのでしようか。民法231条と国防動員法によって全てをむしり取られるのが関の山の様にしか見えませんが。
2012.09.23
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