たーちゃんファンド

バックナンバー

2025.11
2025.10
2025.09
2025.08
2025.07

2025.06
2025.05
2025.04
2025.03
2025.02

< 新しい記事

新着記事一覧(全770件)

過去の記事 >

2007.03.26

横綱の品格

(12)

カテゴリ：時事問題

フィギュアスケートが華やかに終了したのとは対照的に、

昨日の大相撲春場所千秋楽は大変な事になっていましたね。

結びの一番で横綱朝青龍が立会いの変化ではたき込みで勝利すると

優勝決定戦では今度は白鵬が同じくはたき込みで勝利と、

滅多に見られない展開でした。

昔からの相撲ファンにとっては屈辱的な展開だったようで、

『もう大相撲を応援しない！』

と吐き捨てる方が多かったようですね。

僕は別に相撲ファンではなかったですし、

舞の海なんかはしょっちゅう立会いでの変化で勝利していましたから

何の疑問も感じませんでしたが、

どうやら横綱たるものは相手の攻撃を真正面から受け

「横綱相撲」で勝利するのが王道という

昔からの暗黙のルールがあったんですね。

今回の春場所は、八百長疑惑を払拭する為にも

重要な場所と言われていましたから

これでファン離れも進むのでしょう。

しかしちょっと思ったのですが、

Ｋ－１やプライドなどのバーリ・トゥードの試合なんかは

正に真剣そのものだがチャンピオンだからといって

向かってくる攻撃を正面から受ける奴なんていないですよね。

みんな攻撃を避ける為に必死になっています。

チャンピオンが挑戦者のタックルをかわして横に逃げ、

そのまま雪崩込んでマウントポジションを取って

挑戦者をタコ殴りにしたところで

『あいつは汚いチャンピオンだ！』

なんて罵られる事はまずありません。

真剣勝負であった事の証明だとも考える事も出来ます。

絶対にあれは八百長ではなかった筈です。

何としても勝つという朝青龍も白鵬もモンゴル人ですから

大相撲のしきたりを彼等に求めるもの無理なような気もします。

日本人は株で金儲けするのはいけないだとか、

横綱は横綱相撲をしなければならないだとか

名目のルール上ではＯＫでも

習慣上ルール違反に相当する項目が多いですね。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう