2007.05.27
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お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 を読みました。
橘玲さんの著書は基本的に好きなんですが、
この本はその中でも一番出来が良いですね。
『金持ち父さん 貧乏父さん』は
アメリカの制度に基づいて書かれていますが、
この本は日本の制度を知り尽くした著者が
それにアレンジを加えたものになっていると思いました。
金持ちになる為の方法を以下の三つにシンプルにまとめ、
２）支出を減らす
３）運用利回りを上げる
特に２）の支出、特に社会保障を含めた税務負担を
この国の年金・保険・税金の制度は分かっているつもりではありましたが、
やっぱり相当歪んでいていますね。
中でも公的年金・企業年金はザルみたいなシステムで払うのは馬鹿らしいし、
抜け道を使えばサービスを維持しながら負担をかなり減らす事が出来ます。
保険システムと合わせると社会保障制度ってのは本当に崩壊寸前で、
これらをまともに払っているとどれだけ搾取されるか考えるだけで恐ろしいです。
それと税務に関してもやっぱり雇われの身であるとかなり損ですね。
税金の使われ方なんてそれこそザルですし、
そもそも税務調査自体が税務署ＯＢの税理士と癒着しているので
形骸化した歪んだシステムになってしまっていますしね。
色々と工夫すればするほど脱税にならない範囲の節税で税金が安くなるので、
つくづく何も考えずに給料を貰っていると、
になってしまうんだと実感しました。
こういう現状を打破するにはちょっとした工夫をするだけで良く、
それをしないのは人生の回り道をする事に相当して損な事だと思います。
しかし著者も指摘しているように奴隷のままで良いという人が多いも事実でしょう。
奴隷のままで居心地が良い人：自由を求める人の割合も
８：２くらいなんでしょうが、
このサイトをちょくちょく見ている人は間違いなく後者でしょうから
未だ読んでいない人は是非とも読むべき一冊だと思います。
Ｐ．Ｓ） お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方 を
『お勧め書籍』の 「金持ちマインド本」 に加えました。
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