高機能自閉症・アスペルがー症候群
『自閉症の歴史』
早期乳幼児自閉症（カナー、１９４３）
情緒的接触の重度の欠如（コミニケーションー社会性・人とのかかわりが 困難）
強い同一性保持（こだわり）
自閉症（ラター１９６７）
・幼児期早期に症状が明かになる
・社会性
・コミュニケーション
・こだわり
（２・３歳で明かに症状が出てくる。小学生になってから人とのかかわ りが困難になるのは自閉症ではない）
小児期の自閉的精神病質（アスペルがー、１９４４ ウイング１９１８）アスペルがー症候群
・社会的に奇妙、未熟、不適切
・まわりくどい、反復的、字義通りの話、相互会話になりにくい
（人とのかかわりが出来にくい、正直すぎて本当のことを言う、）
・非言語性コミュニケーションの未熟
・不器用、奇妙な歩き方
・常識の欠如
（言葉はあるが言葉以外のコミュニケーションが苦手で表情や話の内 容、話している人の思いや自分の思いが受け止めにくかったり、自 分の思いが上手く表現できない）
高機能とは
・定義は様々ー知能指数が７０以上を目安とすることが多い。
・アスペルガー症候群との関係
アスペルガー症候群は結果として高機能であることが多い
（よくしゃべる、知識が高いー知的障害ではない）
『原因』
・発達障害ではあるがＩＱ数とは関係ない
脳の器質的・機能的な障害である
（ＭＲＩで脳を見るとはっきりする。ちゅうすい神経系に欠損があると 思われる）
『スペクトラム』
自閉症ー高機能自閉症ーアスペルガーと連続性が少なくともみられると ころから、「自閉症連続体」という。
特徴
「社会的関係」
素直で悪気がない
暗黙のルールがわからない
同年齢の子どもと波長が合わない
「コミュニケーショウン１」
・まわりくどい、細かなところに拘る
・一方的で解りにくい、飛びやすい
・自分の考えを概念化しがたい
ー援助を求める事（教えて）が言えない（聞くべき事が解らない）
－表現力より語彙数が多い
－感情、情緒について認知し語るのが苦手（現在の状況が認知しに くいが、過去の事を思い出して泣いたりする）
・敬語、仲間内の言葉の混乱（ジョークや揶揄が理解できない）
「コミュニケーション２」
・自分の思いにしたがってよく喋る事は出来るが、その理解度は低 い
・曖昧な表現や話の裏を理解するのは難しい
・しかし自分では『理解している』と思ってしまう（返事をした からといって、理解しているとは限らない）
・音声への関心
・親しみをこめた「からかい」の意味が解らない（余りからかって はいけない）
「想像力と創造性」
・ごっこあそび、ふり遊びの乏しさ（予測の付かない遊びはにがて である）
・コレクション（人が普通集めないものを集める）
・暗記は得意であるがその内容を理解しているとは考えられない
・一定の行動パターン
・予測可能を好む（コンピューターげームなど）
・馬鹿まじめ
・物まね好き（場面再現）
・テレビ、夜も者への興味（ＳＦや推理書説は得意だが、心理、文 学小説は苦手）
「その他の特徴」
・感覚
－聴覚、視覚、味覚、臭覚、触覚、痛覚
（聴覚では普通聞こえない音までしっかり聞こえる現象があ る。味覚では偏食が目立つ、接触過敏が多く、抱っこを避 け、接触を求めない）
・運動は苦手であるー不器用さが目立つ）
・学習
・問題行動（イライラする、物を投げるー障害の特性を知らないで 大人が接すると出やすい）
ざっと、大きな視点からの特徴を書いてきました。（・・・・）書きはわたしの注訳として受け止めてください。
次回はもう少し詳しく其々について書きたいと思います。
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