愈々庵気まぐれ日記

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2012.08.16
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テーマ: 国内旅行(1820)
カテゴリ: 自然

五龍高山植物園

前日は栂池高原自然園で高山の湿原植物を中心に見てきた。この日は

五龍高山植物園に出かけて主として乾燥地の高山植物を見て回った。

キャプチャ

7月末・8月初めとて全山に赤花シモツケソウが咲き始めていて道路脇に

咲いた豊かなピンクに癒された。この花によく似た「シモツケ」と言う小木が

有り花だけからは区別が難しいが、こちらは草である。。

リフトを降りてすぐの小さな頂き「地蔵の頭」で見つけた何れも1cmにも満たない

可憐な花にミヤマコゴメグサと八方タカネセンブリがある。珍しいらしく後にも

先にも見かけることはなかった

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   ミヤマコゴメグサ              八方タカネセンブリ

こごめ(小米)とは砕けたコメ粒でこの場合花びらの形がこごめのように不規則な

形で崩れているのに由来する。タカネセンブリの模様は肉眼では見えない位

小さなもの、たまたまマクロレンズ機構が働いてくれたもので私としては望外の

写真である。センブリとは千回振ってもまだ苦みが出る生薬センブリである。

ゲンチアナと言う苦味成分は古来の胃腸薬で私は良くお世話になったもので

あるが生のものは初めてお目にかかった次第。

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イブキジャコウソウ               タカネナデシコ

イブキジャコウソウ(伊吹じゃ香草)はもう末期ではあるがそっと葉に手をかざして

見ると掌にまさしく芳香が乗り移ってきた。ナデシコの名は最近は国際的に盛り

上っている、高嶺の花も綺麗だがロンドンでもタカネに登りつめ良く輝いたものだ。


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ウツボグサ                イワギキョ                

ウツボグサは花房のクラスターが矢を納めて背負う靫(うつぼ)に似ているところ

からの命名、海のウツボとは関係が無いのにちょっと怖いと思われているのは

かわいそう。

桔梗色だと主張しているみたいである。 この色こそ皇帝紫であろう。

P1000964P1000975

ウスユキソウ

エーデルワイスに近い花としてしれれるウスユキソウはあくまでも地味な花で

ある。ウスユキソウには変種が多く左の写真のような葉や花びらなどに柔毛の

ある背の低いものと、右のもののように背が高くて毛のないものがある。前者が

よりエーデルワイスに近いが何れにしても母子草と思えば良い。日本初の女性

山岳会の名前がエーデルワイスと名ずけられていたため1960年頃までは幻の

アルプスの銘花として慕われてきた。

ここでは多くの区画にコマクサが植えられている。一番ポピュラーなのが赤い

花で、私が今までに見たことが有る自然界のものはこれだけであるが白い

ものもあることを知った。

P1000968P1000973

とりわけ白コマクサは実に可愛い、網走の流氷中に住むクリオネみたいである。

赤花と白花が寄り添って咲いていたりするともう最高である。さらに薄ピンク色の

コマクサを発見した。たぶん白コマクサの花の開花段階の一つと思われるが

感動した。

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この植物園の最大の呼び物は「アオイケシ」、何年か前、「幻のアオイケシを求めて」

と言うテレビのヒマラヤ紀行番組を思い出した。何日もかけてやっと一輪見つけた

と劇的に作られていたが何も知らずに出かけた植物園で「アオイケシはこちら →」

の案内板をの区画にけっこう咲いている。「ケシ」と聞いて一瞬ハッとしたが

P1000982

P1000983

いわゆる麻薬原料のOpium Poppyとは異なり、”ケシに似た”の意をつ

”Meconopsis” 族の花で麻薬は産生しない。この属には青花ばかりでなく

紅色や紫色などもあるようだ。この日(7・31)もう終焉に近かったがこの

2色が種の違いなのか花の時期による違いなのかは不明である。

ケシの語は用法が難しい。アヘンを作るケシはアヘンケシと呼ぶこともあるが

ただ「ケシ」と呼ぶことも多く、一方「公園に咲くケシ」のように園芸種のヒナゲシ

を指すことも多い。Wikiによると英語では普通poppyはヒナゲシ、opiumu 

poppy がアヘンケシの様である。

なおもう一種のケシとして近年都会の幹線道路脇に生える「ナガミヒナゲシ」は

1960年代から侵入した外来種で近年爆発的に蔓延している。

キャプチャ

花形と言いケシ坊主のような果房と言いアヘンケシを小型にしたようなもので

おまけに茎を折ると乳液まで出てくるのでこれはアヘンケシによく似ている。

しかしこれには麻薬は一切含まれておらず実害はない。麻薬性が有ればあれ

だけ幹線道路に広がることもなかっただろう。ゴマ粒の数分の一の大きさで

黒光りした種は道端で簡単に採取できる。小さなガラス瓶に入れると真っ赤な

オーストラリア砂漠の砂や真っ白なエジプト砂漠の砂などとともに恰好の本棚

アクセサリーになる。

最後に私の日ごろからの疑問に誰か答えて頂きたい。あの菓子パンについて

いる黒いケシの種はどのケシなのだろうか。






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Last updated  2012.08.16 09:09:45
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Re:五龍高山植物園(08/16)  
日本アルプスの雄大な山々の風景と、
なんとまあ可憐な高山植物の数々、
堪能させていただきました。
いつか、この目で見てみたいです!


(2012.08.17 17:24:16)

Re[1]:五龍高山植物園(08/16)  
rakuten0811  さん
みやこ(Miyako)さん
>日本アルプスの雄大な山々の風景と、
>なんとまあ可憐な高山植物の数々、
>堪能させていただきました。
>いつか、この目で見てみたいです!
>
>
>確かに日本の高山植物は変化に富むようです。
でも北イングランドでは至る所日本の高山植物園みたいなものですよ。
湖水地方天気はまずまずではなかったでしょうか。
-----
(2012.08.17 20:56:54)

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