なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

人の不幸は蜜の味



 山を登っていて,もう歩けなくなるくらい疲れてしまうことがあります。そんなときでも,誰かが先にバテテ動けなくなると私自身の力はよみがえってきます。仲間が辛い思いをしているのを見て,私は力がわいてくるのです。自分に余裕が無くなると嫌な自分が出てきてしまうのです。こんなふうにはなりたくないのだけれど,そうなってしまうのです。

 登山の時じゃなくても,自分より悲惨な状態の人がいれば気持ちが楽になってしまうことがある。嫌なものです。
 自分より楽しんでいる人を見ればねたましく思ってしまったりする。これも嫌なものです。

 世の中には困った人がいて,自分よりも悲惨な状況の人を作り出して,自分の心を守ろうとしたりします。意地悪ないたずらをしたり,陰でこそこそ笑ったり,卑しい手段で自分より悲惨な状況の人をつくり,自分の心の安らぎを得ようとするのです。こういう陰険なのって本当に嫌だね。こんな人にだけはどんなことがあってもなりたくないね。

 さて登山の時の話ですが,もっと自分が楽になる方法があるのです。それはバテた友達の荷物を少し持ってあげるのです。そうすると,さらに心に余裕が出てくるのです。

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