なんてこったい! こんなことが・・・ 南亭骨怠の幸せな日々

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みんなではがんばれない



ドイツの心理学者リンゲルマンの実験によると一本のロープを一人で引っ張ったときには63kgの力が出た。しかし、二人のときは53kg、8人のときは31kgまで減少した。
 このリンゲルマン現象とも呼ばれる社会的手抜きは「複数で仕事をすると、その人数分だけ責任感が拡散する」ために生じるとされています。

 例えば、コンクールで吹奏楽部員が出かけていて、清掃班の人数が少ないとき。そんなときのほうが清掃が素早くきれいにできたりします。人数が少ないことで、一人一人の責任感が大きくなったのでしょう。
 例えば、人通りの少ない道で誰かが苦しんでいると、通りかかった人は、かなりの率でその人を助けに行きます。ところが、都会の歩道などで苦しんでいる人がいても、ほとんどの人は知らないふりで通り過ぎてきます。これは、都会に住む人が冷たいのではなく、「誰かが助けてくれるだろう」と責任感が歩道を歩く多くの人に拡散しているからなのです。

 みんなの生活を見ていると、自分がやらねば!と思っている人は少ないようですね。誰かがやってくれるだろうと思っている人が多いんじゃないかな。心を引き締めて、人任せにしないで頑張ってみてください。

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