山歩き&日々足跡(雑感)

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すい臓の病気と治療と予防


すいのう胞とすい臓がん
@すい臓の内部や周囲に、異常に増殖した細胞が溜まる袋(腫瘍)ができる病気がすいのう胞疾患です。
@良性腫瘍:全身への影響が少ないという意味で、転移や再発を起こすことはあまりありません。仮性のう胞・漿液性のう胞腫瘍(SCN)。
@良性腫瘍・悪性腫瘍:他の場所に転移しやすく、周囲の細胞を破壊するものです。すい管内乳頭粘液性腫瘍、粘液性のう胞腫瘍、すい神経内分泌腫瘍などがある。
@すいのう胞性腫瘍:全人口の約2~3%の人に見られる。決してまれな病気ではない。80歳以上では、全体の8~9%と年齢とともに増加することも特徴。
@偶然に発見されることも多く、7~8割の人は無症状。
@すい管内乳頭粘液性腫瘍:すいのう胞の中でも、最も発生頻度が高く、良性の段階であれば「治療可能ながん」
@すい管内乳頭粘液性腫瘍:「主すい管型」75%・「分岐型」22%・「混合型」43%
@すい臓がん:60~80歳の人が8割を占めている。
@すい臓がんの原因:生活習慣では、肥満・喫煙・多量飲酒が原因とされている。
@すい臓がん患う人の既往歴:25.9%(糖尿病)既往歴ない人の1・8倍・5%(慢性膵炎)罹病歴のない人の13倍・すいのう胞患者のすい臓がん発症リスクは、22・5倍。
@すい臓がんは腫瘍がある場所で3つに分かれており、症状の違いが見られる。
「すい頭部がん」:胆管が通っているため胆管が狭くなって胆汁の流れが悪くなり、黄疸を発生しやすくなる。腹痛・背部痛・食欲不振・倦怠感・腹部膨満感・体重減少などの症状があらわれる。
@「すい体部がん」「すい尾部がん」では、胆管と離れているため、黄疸も出現しにくく、すい臓がんとして発見されることが遅くなる傾向があります。ゆえにこの部位のがんは、診断された時点で手術不能というケースが多くあります。腹部痛・腰痛・背部痛も見られますが、体重減少や腹部膨満感・便秘・下痢・糖尿病の悪化など他の疾患との区別がつきにくい症状が多く、悪化すると腹部の腫瘤・腹水が見られることもあります。
@すい臓がんステージと治療法
 ステージ1・2→外科手術可能→補助療法(化学療法+放射線療法)
 ステージ3→外科手術可能→補助療法(化学療法+放射線療法)
 ステージ4A・4B→手術不可能→化学療法・放射線療法→緩和ケア
化学療法:がん病巣が多くの血管を巻き込んで他臓器に転移が見られ、手術でがんを切除できない場合や再発が見られた場合には、化学療法が行われます。
放射線療法:離れた臓器への転移は見られないものの、がんが主要な血管を巻き込んでいて手術で切除できない場合に行われます。

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