それでも世界はよくなるプロジェクト。

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我、ブッダガヤへゆく。



ブッダガヤ、そうあのゴータマ・スィッダルータがゴータマ・ブッダになっ

た地である。

わたしは仏教の街に来て感じたのは、「殺伐としていないインド」だった。

わたしは別に仏教が好きだからそう感じたといっているわけではなく、実際

にそうなのだ。


「ここは楽園だ」

そう感じた。この土地で死んでも後悔しないだろうとさえ感じた。これは苦

しみの中の死生観ではなく、幸せの中で見出した死生観だった。初めて感じ

た体験だった・・・。


ブッダガヤの前正覚山にて。チャンダンとアヌプ

この少年とは仲良くなった。日本語も英語も堪能だった。なぜならFREE 
SCHOOLで勉強しているからだ。スジャータの村(セーナー村)に住ん

でいた。名前はアヌプという。勉強熱心だが、カーストのせいで、上にのし

上がるチャンスすらない。しかし未来は変わっていく、そう信じたい。


釈尊と俺とアヌプ。どろぼうアヌプ

そのFREE SCHOOLには毎年日本人の50代の女性教師が数ヶ月教

えに行っているという。わたしは深く感銘を受けた。そしてそのFREE 

SCHOOL に行ってみた。そしたらドネーションブックがあった。わたし

は愕然とした・・・。

「これってある意味詐欺的だよね~」
「お涙頂戴でお金ぼったくろうとしているんじゃないの?」
「このお金が本当に学校に使われるのか疑問だよな~」


日本人の記述であった・・・。

2割の日本人の旅人はいい事を書いていたが、残りの8割の心の貧しさには

本当に愕然とした・・・。恥ずかしかった、日本人として・・・。

一方では感銘を受けさせる行動を取る日本人。そしてもう一方では心の貧し

い日本人。どちらも現実だった・・・。


わたしは決心した。そしてこうノートに書いた。


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