貧血はどうして起きるのか？
体内には約３～４ｇの鉄があり、そのうち約70％は赤血球を作るために使用され、残りの30％は貯蔵鉄として肝臓に蓄えられています。人間は一日約１ｍｇの鉄を消費しますが、かわりに約１ｍｇの鉄を食物の中から吸収して、鉄の出納バランスを一定に保っています。ところが食事からの鉄の吸収が補えなくなると蓄えていた貯蔵鉄を消費していき、ついには貯蔵鉄もなくなり、 鉄欠乏性貧血 となります。
学生の場合、外食やインスタント食品などで偏った食生活やダイエットなどにより鉄の摂取不足が原因となっていることが多いようです。それに加え、女性は毎月の月経による出血により鉄を喪失しているため、より注意が必要です。
☆スポーツをしている方へ
鉄分は、汗や尿を通じて体外に排池される。特に運動選手の場合発汗量が増加して多く鉄が失われる。また陸上競技のような地面を勢いよく叩きつけるような運動では、その強い衝撃で 赤血球(ヘモグロビン) が破壊されることがあるし、トレーニングによって筋肉が作られる過程で夕ンパク質も大量に消費され不足がちになるので注意してください。
予防対策は？
© Rakuten Group, Inc.
