パクス・ジャポニカ Vol.2

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2014/04/27
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カテゴリ: 山登りと山歩き
御殿山 を往復して再び登山口に戻って来た時、時計を見るとスタートしてから1時間しか経っていませんでした。


御殿山に登った後で、もし時間に余裕があれば伊予ヶ岳にも登ってみようかと思っていたところ、何よりも体力に余裕があったので、伊予ヶ岳を目指してみることにしました。


すでに初夏の雰囲気のある平久里川沿いを平群郷方面に戻っていると、正面に伊予ヶ岳の山容が見えてきました。

伊予ヶ岳遠景.JPG
御殿山の上から見ると瀟洒な感じでしたが、下から見ると威圧感があります。

富山 御殿山 ・伊予ヶ岳の「富山三山」の中でも、「岳」のつく伊予ヶ岳は、南側が鋭く切り立った印象があります。

双耳峰の間に緩やかな双曲線の稜線を持つ富山や、穏やかなピークを頂く御殿山に比べると、伊予ヶ岳の鋭鋒は同じ富山三山の中でも異様な感じがします。

ふと「伊予ヶ岳は傾動山塊なのでは?」と思ったのですが、プレートテクトニクスで太平洋から御殿山などが移動して来た時、元々あった伊予ヶ岳が南から押し上げられたのではないでしょうか。

伊予ヶ岳.jpg
グーグルアースで改めて見てみると、平久里川の流れる構造線を境にして、南の太平洋からやってきた御殿山が、伊予ヶ岳にぶつかって出来たようにも思えます。



伊予ヶ岳平群天神社 (1).JPG
平群天神社

ところで平久里も平群も「へぐり」と読み、奈良県の人は普通に読めるなじみ深い地名かも知れませんが、千葉県では難読地名だと思います。
(奈良県の平群は古代豪族の平群氏に由来しているものの、この南房総市が平群氏とゆかりがあるのかはわかりませんでした)


平群天神社の解説を読むと、1353年に細川相模守が京都北野天満宮をこの地に勧進したのが始まりで、1588年に里見義頼によって本殿が改築されたそうです。
(この地で細川相模守の名前は初めて聞きました)

天神社の名前の通り祭神は菅原道真で、菅原道真の一代記を描いた「絵本著色天神縁起絵巻」は、千葉県の文化財に指定されています。
伊予ヶ岳平群天神社 (2).JPG
現在の社殿は、1808年に再建されたものだそうです。


天神社の境内の奥からは、伊予ヶ岳への登山道が延びていました。
伊予ヶ岳登山道 (1).JPG

徐々に高度を上げてくると、さっき登ってきた御殿山や大日山の山並みが見えてきました。
伊予ヶ岳登山道 (2).JPG


さらに南の方に目を転じると、里見氏の内紛「天文の内訌」の決戦場である 犬掛古戦場 や、南総里見八犬伝の舞台ともなった 滝田城
伊予ヶ岳登山道 (3).JPG
この旧平久里街道が房総半島を南北に縦断する主要街道でした。


さらに高度を上げると、急峻な岩場となって、ロープ場や鎖場が現れるようになります。
伊予ヶ岳登山道 (4).JPG

伊予ヶ岳登山道 (5).JPG

伊予ヶ岳登山道 (6).JPG


鎖場を抜けると急に視界が開け、伊予ヶ岳南峰の頂上にたどり着きました。
伊予ヶ岳山頂 (2).JPG
伊予ヶ岳の名前は、阿波斎部氏の故郷である「伊予の大岳」、四国の石鎚山に由来しているそうです。

伊予ヶ岳の由来を見ても、天富命が忌部氏を引き連れ、阿波(徳島県)から黒潮に乗って安房(千葉県南部)にたどり着いたとする、 安房神社

伊予ヶ岳山頂 (3).JPG
南峰先端の岩場

岩場の先端に立つと、富山(とみさん)が真正面にあり、その向こうに東京湾を望むことができました。
伊予ヶ岳山頂 (4).JPG


ガスコンロでお湯を沸かし、コーヒーを飲んでいると、西の方から雷鳴が聞こえてきて、なんだか雲行きも怪しそうでした。

たとえ低山であっても用心に越したことはないので、山頂を後にすることにしました。

途中で富山との分岐点に差し掛かったのですが、富山は2回登ったことがある上、何よりも体力的にきついので、そのまま来た道を戻って行きました。


JR内房線岩井駅には、定番の南総里見八犬伝ゆかりの像があります。
伊予ヶ岳伏姫八房像.JPG
伏姫と八房像


途中の浜金谷でふと思い立って電車を降り、向かった先は東京湾フェリー乗り場近くにある「船主(ふなおさ)」です
伊予ヶ岳船主.JPG
ここも私の定番で、回転寿司ながら珍しい地魚を手頃に食べることができます。


関東100名山(29/100)

関連の記事
御殿山→ こちら
富山(2008年11月)→ こちら





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最終更新日  2018/03/19 09:01:48 AM
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■コメント

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Re:伊予ヶ岳(千葉・南房総市)(04/27)  
何時かは南総里見八犬伝の地を歩きたいとは思っていますが、結構険しそうですね。
伏姫と犬の名を持つ者達の物語、子供達の小さいころから我が家の愛読書です。
私は信乃が好きでした。
336.6mを点を抜かして読んでしまいました。富士山級ですよね。
(2014/04/29 06:43:45 PM)

Re[1]:伊予ヶ岳(千葉・南房総市)(04/27)  
たけB777  さん
灰色ウサギ0646さん
>何時かは南総里見八犬伝の地を歩きたいとは思っていますが、結構険しそうですね。
>伏姫と犬の名を持つ者達の物語、子供達の小さいころから我が家の愛読書です。
>私は信乃が好きでした。

私も南総里見八犬伝ファンでして、南房総は八犬伝のロマンにあふれる場所なので、ぜひ一度足を運んでみられてはと思います。

それほど険しくもないので、ゆっくり散策されてはいかがでしょうか。

伏姫の生まれた滝田城や八房の生まれた犬掛など、実在の場所もあるのですが、やはり富山の麓にある「伏姫籠穴」でしょうか。
八つの水晶玉が生まれた場所で、まさに八犬士の生まれた場所です。
南総里見八犬伝の描写そのままの場所なのですが、驚いたことに馬琴はここを訪れことがないそうです。

私もやはり信乃が好きなのですが、力持ちの大男の小文吾もいいですね。
八つの水晶玉の同じ因縁を持ちながら、八犬士がなかなか一同に会えないのがもどかしいです。
(2014/05/01 08:39:09 PM)

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