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たけし8535

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2005/07/13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 確かによく聞くフレーズではある。けれど僕は基本的にはそれを信じてはいない。思えば僕はいろんなことに対して不信であるすぎるのかもしれない。
1ヵ月ぶりに“別れ”た女の子に電話をした。ひどく落ち込んだ。悲しくなった。泣きたくなった。だから僕は実際にひどく落ち込んで涙を流した。やれやれ、生きていくのって本当にツライ。
 春は“別れ”の季節だ、なんていうのも、よく聞いたフレーズだ。みんなと同じように僕は、僕らは他の人たちとは違う、と信じていたし、春は素敵な季節になるはずだった。でも実際には春は、やはり僕にとっても平等に公平に、その残酷な姿をさらけ出したし、僕は僕でありながら、他の人たちとなんら変わりなかった。出会いの数だけ、とは言わないまでも、実際にそこに“別れ”はあった。僕はひどく人を傷つけたし、それによって僕は僕自身をもひどく傷つけた。
 春は今となっては遠くの景色だ。今日もひどく蒸し暑いし、僕はジーパンではなくハーフパンツを履いている。偉い代議士はスーツを脱いでクールビズに袖をとおす。それでも“別れ”はやってくるし、僕はいつまでも過去の自分に縛られたまま、どこにも行けなくなっている。
 最近は僕の周りでも“別れ”が多い。僕は最近、他人の幸せは見たくない。でも他人の不幸せはもっと見たくない。せめて僕の周りの人たちには僕のようにはなってほしくない。だから周りの人たちが僕のように悲しんでいるのを見ると、僕はたまらなくツラくなる。ツライのは僕だけでいい。
 話を元に戻すと、僕は「出会いの数だけ別れがある」なんて信じていないし、信じたくもない。僕は最近、もう二度とは会えないと思っていた女の子にも会うことができたし、連絡が取れるようにもなった。人は出会ったからには簡単に別れることはできないと思う。そんなに簡単に離れてはいけない。
 結局、僕は「出会いの数だけ別れがある」なんて簡単な言葉で何かを片付けられるほど、強くはないし賢くもないのだろう。たとえ距離は遠くなっても、僕の隣から愛した人がいなくなっても、僕はまたいつか会える日を信じたい。僕は実際にそうしてきた。時間が解決してくれるはずだ。僕にとって“時間”はヒーローのような存在で、ギリギリまで待たせて最後に僕を助けてくれるものだと信じている。僕だってなんでもかんでも信じていないわけじゃない。希望の数だけ失望もあるかもしれない。それでも希望が最初からないよりはマシだ。
 暑い。ひどく暑い。明日はきっともっと暑くなるし、もっといい日になるはずだ。少なくとも、僕にとっての別れの季節はとっくに終わりを告げているし、祇園祭だっていよいよ本番になる。僕は少しずつタフになってきている。筋トレも欠かしてない。弱っていくのは肺と肝臓だけで十分だ。





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Last updated  2005/07/26 06:44:42 AM
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