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たけし8535

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2005/08/03
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 相も変わらずただ毎日を生きている僕。そんな僕にあってもそれなりに楽しいことだってある。僕にだって何かを楽しむ権利はあるはずだ。
 見慣れてしまった夢を見る。それでもようやく僕にはそれが夢であることはわかってきた。夢はいつか必ず覚める。問題はその後にどれだけ現実と向き合えるかだ。僕は僕なりに見えない何かと闘ってきたと思う。でき得る限り。
 海に行った。僕は海が好きだ。海の近くの街で育った僕。いつも海から吹く風に吹かれてどこかに飛ばされそうになりながら、僕は必死に踏ん張ってきた。足元ばかりを見ながら。ふっと顔を空に向けたそのときに見えた空は、どこまでも高くどこまでも青かった。そうか、世界は足元にあるのではなく、どこまでも、そうどこまでも広がっているんだ。
 僕は初めて本州の海に行った。それは結局同じ海でありながら、僕の知る海ではなった。すべては繋がっているようで繋がっていない。誰かが何かでそれを繋げなければならない。そして誰かが、僕と海に行きたい、と耳元で囁いた。でも僕の回りには誰もいなかった。僕は潮に流されてずいぶん遠くまで来てしまったようだった。
 気がつくと僕は眠ってしまっていた。夕暮れの世界は実に美しかった。それは手を伸ばせばすぐそこにあった。
 僕は君を忘れない。君と過ごしたあの時間を忘れない。だからこそ僕は前に進んでいくことができるんだ。
 海はどこまでも僕の眼前に広がっていた。先なんて何も見えなかった。それでも何かがいつか見えてくる。僕はそう信じたい。だから僕は進めるんだ。君がいなくなっても、誰かの手をとって僕は進んでいく。先の見えない大海原へと。





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Last updated  2005/08/06 06:43:45 AM
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