ヒモいらず 亭主いらず

2009年09月09日
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カテゴリ: 家族

「お母さん オレおじさんに

良くしてもらったから 送りたいんだけど」

一昨日の晩 長男動蔵が

書斎に入ってきて

私の方にイスを向け座った。

これは難しい話だろうか?

でも「期」を逃すと例えがしにくい

「そうだね 伯父さんには

お母さんも子供同然で可愛がってもらったし」

伯父の叔母夫婦には子供がいない。

私が幼少期は

週末自宅で行われるアル中DVを

見せないがために伯父の家で

週末を過ごしていた うま子

「ウチの子になっちゃえ!」

この頃の思い出は

寝ぼけて見る父の母への暴力と

伯父夫婦と過ごした夢の様な週末だけ

「ダメ!お母さん(婆蔵)が泣くから!」

荒れる夫婦間を危惧し 私の情操の問題も考え

当時 伯父夫婦は私を2度目の家裁さえ

(うま蔵は生後2週間で丙谷に養子で入りました。)

考えていたらしい

いつしか父のDVも止み

割と普通の家庭になった丙谷

(初潮うま子が ぶっちぎれて父に説教して以来

父が大人しくなったから)

伯父夫婦も別の跡目を考えていたが

如何にせん少子化!

うま蔵とて丙谷の跡目

紆余曲折を経て辿り着いたのが

伯母方の精鋭IQ夫婦である。

現実 今回の式の段取りや手配は

すべて彼らが仕切っているのである。

伯母も単身になって婚外子のことが

気にかかってきたんでしょう。

自分の周りを全て

伯母方の親族で固めた葬儀でした。

発達障害があると コレが読みにくいのである。

(死と言うインパクトに振り回され 周りが見えません。)

良いチャンスだと思った。

「確かに伯父さんも伯母さんも子煩悩で

どの子もかわいがってくれた。

でもね 大人になるにつれ

『空気』とか『波』ってのを読まなければならないの

家長を務めるのには大事な事です。

葬式と言うのは死者を送るのが大義だけど

時にそれは襲名披露も兼ねた

儀式でもあるんです。

おばちゃんは もう跡目を決めてその人たちが

立ち回っています。気持ちがあるのなら

通夜で送ってあげなさい。」

昔 空気の読めないパーな夫の妻をして

義父の葬儀に出席して

辛酸なめさせられ赤っ恥かかされた

うま蔵からの 愛のことばです。

(ちなみに本人は未だ気付いていないみたいです。合掌!)






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最終更新日  2009年09月09日 19時39分21秒 コメント(30) | コメントを書く
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