ぽれぽれ

初対面


瑞喜に謝りたいが、最初に出た言葉が
『や、やっと出た』だった。

本当なら『かわいい』とか『うれしい』とかだろうけど。
正直な気持ちだった。
隣で処置をされるわが子を見て驚いた。
すでに1ケ月児のようだった。

すごい元気の良い赤ちゃんだった。
オナカの上に瑞喜がきた。

ホッとした瞬間、ジーンときた。
あらためて瑞喜を見て、手を握った。
暖かい。

しかし記念撮影の写真は門外不出となっている。
出血がすごかったので瑞喜は血まみれ、
私は顔面蒼白…
そして立ち会った夫の顔は土色だ…
夫が産んだかのような表情であった。
あまり人様にお披露目できる感動的な写真ではない。
かなりグロテスク…

後産もたいへんだった。
胎盤が癒着し、自然に出てこない…
けっきょくひっぱってもらった。
特大だったらしい。

栄養たくさん送ってくれた胎盤さん、ありがとう。

結局…巨大ベビー+羊水過多+特大胎盤などなど…
心配した体重増加は一日で10キロ減った…
おなかは梅干のようだった…見るも無残な姿である。

ドラマで見るような立会いとはほど遠かった…
出産前に熟読した『安産マニュアル』は何だったのか?(苦笑)

でも、待望の赤ちゃんに会えた。

『推定より400gも大きかったね…予想外だったけど…
頑張ったね。お疲れさま!』と主治医。

かなりの難産だったらしい。たしかにきつかった。
でも、でも出産ってすばらしい。
本当にそう思った。


その後、実母と交代した夫は実家で夜まで
死んだように熟睡していたらしい。
お疲れ様★

両親学級の時は立会いを拒んでいた夫。
血がとっても苦手な夫…。
でも一緒に27時間頑張ってくれたのだ…・
本当に本当にありがとう。





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