BLUE HEARTS を聴きながら

BLUE HEARTS を聴きながら

サバイバルレースの始まり



お店は10時開店。
午前中はお客さんはほとんど来ない。ピークはお昼過ぎ。
そこまで、もう一度練習したり、掃除したり。

お昼を向かえ、いよいよキュランダ村に観光客が集まってきた。
お店にもお客が入り始め、ベテランスタッフがお客さんを捕まえている。





お客さんが蝶に見え、スタッフは蜘蛛のように見えた。




もうすでに、蜘蛛の巣にひっかかってる・・・。




んー・・・ さすがだ。


そして、オレにとうとう出動の機会が与えられた。
お店が混みすぎて、にっちもさっちもいかない。

新人君出動!!

商品知識なんてないに等しかったが、いきおいで行った。

30分後・・・










売れちゃった。







オレの初陣は勝利だった。

オーナーは
「GOOD JOB!!」

ってオレをほめたたえた。

オレって誉められるとのびるタイプなんでね。

調子にのったオレはその日、果敢に攻めて言った。


オーナーの期待にしっかり応えることができてしまった。




今思えば、この日がターニングポイントであったろう。
初日から3日間、オレは普通に売ることができた。
1週間後、立派な戦力として認められた。

簡単に軌道にのってしまった。




この店のオーナーはイラン人夫婦。

オレは働き始めて3週間ずーっと、オヤジ(夫)の方しか見たことがなかった。
どうやら、このときババア(妻)は長期休暇でイランに帰っていたみたいだ。
そんで、ババアが帰って来た後にオヤジがイランに休暇で帰るという仕組み



しっかりとオヤジの信頼を得たオレ。
事件はババアが帰ってきてから起こるんだ。

オレとババアは反りが合わない。何度もケンカした。


※なぜ、オヤジとババアと呼ぶのかというと当時、店で働いていたスタッフはみんなこうやって呼んでいた。微妙に日本語を聞き取れる2人だったので悪口をいうのにはこの呼び方が最適だった。


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